女優 趣里(しゅり)さん

女優 趣里(しゅり)さん 受験勉強で身につけたことは考え方次第でプラスになる。今では、そのときに学んだことすべてがだいたいどこかで役に立っています。

ドラマ『ブラックペアン』(TBS)のクールな看護師役が記憶に新しい、女優の趣里さん。デビュー以降、次々と話題作に出演し、注目を集めている彼女ですが、実は大学に入る前は、ずっとプロのバレエダンサーをめざしていたそうです。今回はそんな趣里さんに、10代の頃の思い出話や受験・大学時代、そして、女優としての現在についてお話を伺いました。

役作りに役立っているのは想像力と経験

在学中に、「3年B組金八先生ファイナル~『最後の贈る言葉』」でデビューをされたんですね。

趣里

21歳だったのに中学生の役だったんですよ。きっと幼く見えたんでしょうね(笑)。ありがたいことに、最近は本当にいろいろな役を演じさせてもらっています。一つ、心残りだったのは、忙しくなって大学を辞めなければならなかったこと。本当は卒業したかったんですけどね。ただ自分としては挫折を乗り越え、再び夢がちゃんと見つかったのはとてもうれしいことだったので、覚悟を決めて次への一歩を踏み出すことにしました。

自分でしっかりと考えて、将来の道を選んだ、ということですね。このときの決断は、現在のご自身にどのような影響があったのでしょうか。

趣里

役作りに役立っているのが想像力と経験だと思っています。想像力はどうやったら鍛えられるかというと、それは「自分で考えること」を習慣化することだと思うんです。そういった部分にすごく影響している気がします。そして経験について。こちらはもうたくさんの人と会って話をして、いろいろな感情に触れるしかない。そういう意味では、バレエで挫折して大学に行ったことも、たくさん迷っていろいろな人に助けられたことも全部、無駄じゃなかった。

11月に公開される映画『生きてるだけで、愛。』で、趣里さんが演じられた主人公の寧子もとても魅力的な女の子ですね。

趣里

こんなにも「わかる!」って共感できる役を演じるのは初めての経験です。寧子はいつも苦しんで、もがいている女の子。でも、希望も捨ててはいなくて。変わりたいと思っているから、人とも関わって傷つけて、自分も傷つけられる。自分自身の経験でも、ちょっとそうやってもがいてきたところがあるから、同じようにもがいている人たちに、あなたはひとりじゃないよってことを伝えられたらいいなと思っています。

最後に受験生の皆さんにメッセージをお願いします。

趣里

受験のときの不安定な気持ちはよくわかります。だから受験生の皆さんに、そんな簡単に“大丈夫、頑張って!”とは言えません。もし何かあるとすれば、私も含めて、多くの大人たちだってまだまだ迷っているし、不安も抱えているということ。つまり皆さんが、今、迷っているのは普通のことです。だからまずは目の前にあるやるべきことを一つずつ片付けていきましょう。

Profile 女優
趣里(しゅり)さん


1990年生まれ。東京都出身。2011年にデビュー。以降、『とと姉ちゃん』(NHK)、『リバース』(TBS)、『ブラックペアン』(TBS)など、次々と話題作に出演。2013年に主演を務めた『おとぎ話みたい』ではMOOSIC LAB 2013最優秀女優賞を受賞。『ブラックペアン』では第12回 コンフィデンスアワード・ドラマ賞新人賞を受賞。現在も、ドラマや舞台、映画、CMなど、多岐にわたって活躍中。2018年11月9日には、主演を務める新作映画『生きてるだけで、愛。』の公開も予定されている。
[公式Twitter]@shuri_0921

出演作紹介『生きてるだけで、愛。』

今を懸命に生きる、不器用な男女ふたり。
他者とのつながりを求める現代の若者たちの心情をリアルに綴る、エモーショナルなラブストーリー。

原作:本谷有希子『生きてるだけで、愛。』(新潮文庫刊)
監督・脚本:関根光才
出演:趣里 菅田将暉 田中哲司 西田尚美
(c)2018『生きてるだけで、愛。』製作委員会
11月9日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー

女優 趣里(しゅり)さん