双子姉妹のプロゴルファー 久保啓子さん & 久保宣子さん

心の支えとした言葉は、姉は「一日一生」、妹は「思いは叶う」。
昨年8月、女子ゴルフツアー「ニトリ・レディース」で久保啓子・宣子姉妹のプロデビューを果たした。
世界で活躍するプロゴルファーをめざす双子の姉妹にお話をうかがった。

何でも言い合えるし、相談し合えるライバルは他にいません

現在は、お二人ともプロゴルファーですが、高校入学時点で、啓子さんだけゴルフをやることになったのはなぜですか?

久保啓子さん(以下 敬称略)

私は、英語が好きで、高校は海外に留学したいと思っていました。でも、まだ15歳でしたから、留学することには両親が不安を感じ、父が「ゴルフをやってみてはどうか、ゴルフは世界で活躍できるから」と勧めてくれました。福岡の柳川高校は父の出身校で、父の敷いてくれたレールでしたが、ゴルフに自分の可能性をかけてみたいと思いました。

久保宣子さん(以下 敬称略)

私は、中学時代からバスケットボールをやっていて、高校でも続けたいと思っていました。高校入学時点で自分の将来を決めるのはいやで、それで、地元の大阪府立大塚高校に入りました。その頃は、動物が好きで、将来は獣医さんになりたいと思っていたんです。

それが、お互いに1年の間に変化していくのですね。


啓子

柳川高校のゴルフ部はレベルが高く、「私は下手だ」と、自信をなくしてしまい、ゴルフ一本でという気持ちがなくなりかけていたんです。そんな1年の夏、柳川高校の野球部が福岡県代表として全国高校野球選手権に出ることになって、運動部の部員は全員、甲子園に応援に行きました。そこで目にした選手たちの真剣さに感動しました。何かに挑戦するなら、そこまで一生懸命にやらないと意味がないと思いました。それがきっかけで、ゴルフに打ち込むようになり、1年の最終試合でベストスコアの80を出すことができ、全国大会に進むことができました。

宣子

その全国大会を両親と私が見に行きました。その時の啓ちゃんを見て「私もゴルフをやりたい」と思うようになったのです。

啓子

妹が柳川高校に来ると聞いたときは、最初は嫌でした。妹は自分の好きなバスケをやっていて、それがうらやましいと思っていたのです。でもいっしょにゴルフをやるようになってからは、そんな気持ちは消えました。
何でも言い合えるし、相談し合える。そんなライバルはいませんから、お互いに力になれたと思います。