河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

※前年度入試の学習アドバイスです。今年度情報は9月下旬より順次更新いたします。

2018年度入試の問題分析

2018年度の問題は、2017年度入試と比べて大問〔I〕で170語程度語数が増加し、やや英文の分量が増えた。しかし、2016年度の問題と比べると2018年度の英文量は80語ほど少ないので、ここ数年200語程度の増減を繰り返していることになる。英文量が多い年度の問題を基準に、長文読解の演習に取り組む必要があるだろう。その他の点では特に大きな変更点はなかった。全体的な難易度としてはやや易~標準のレベル。以下、各大問の出題内容を見ていこう。大問は6題あり、〔I〕長文読解(500語程度。語句・文パラフレーズ、客観式下線部和訳、本文の内容理解を問う問題)、〔II〕長文読解(230語程度。内容一致問題)、〔III〕発音(下線部の発音が異なるものを選ぶ問題)、〔IV〕文法・語法・熟語問題(4択の空所補充)、〔V〕会話文(会話を成立させるのに適切な文を空所に補充する問題)、〔VI〕整序英作文、という形式。試験時間は60分なので、大問〔III〕から〔VI〕をいかに素早く正確に解けるかという点が重要である。解答は全問マークセンス方式。

2019年度入試対策・学習アドバイス

2018年度の問題形式に合わせて、それぞれポイントを挙げていく。

長文読解(大問I)

語彙(ごい)レベルは標準的なので、単語帳をしっかり使いこみ、センター試験レベルの語彙(ごい)力をつけておけば十分。語句や文レベルのパラフレーズを問う問題では、単語や熟語の知識のほか、指示語が何を指しているのかの理解が問われることもある。自分の知らない単語や熟語が問われた場合には、下線部の前後を読んで、どのような意味の表現が入れば文脈が成り立つかを考えよう。ただし、熟語の知識は大問〔IV〕〔VI〕でも問われるので、対策は必要。客観式の下線部和訳問題は、文構造や語句の意味だけでなく、下線部前後の文脈にも注意して解答を選ぶこと。

長文読解(大問II)

エッセイ調の文章で内容一致問題のみが問われる。選択肢は日本語なので、本文を読む前に目を通しておくと、ある程度文章の内容が想像できるだろう。やや紛らわしい選択肢もあるので、厳密に本文の内容と一致しているかどうかに気をつけること。

発音問題(大問III)

発音問題では頻出の単語が多く問われる。紛らわしい母音の発音などは出題されず、明確に異なる発音の単語を組み合わせて出題される。普段から正確な発音を意識することに加えて、問題集などを通じて演習しておくこと。

文法・語法・熟語問題(大問IV)

基本的な内容が問われているので、『Next Stage英文法・語法問題』(桐原書店)、『英文法・語法Vintage』(いいずな書店)などの「文法・語法」分野を繰り返し解いて、基本事項をしっかりと定着させることが重要である。

会話文(大問V)

空所に至る会話の流れを丁寧に読んで、その場面を想像しながら、会話を自然に成り立たせる選択肢を選ぶこと。また、会話特有の表現を問われることもあるので、会話表現にも慣れておこう。

整序英作文(大問VI)

熟語や構文的表現が問われている。したがって、まずそういった表現が選択肢に含まれていないか探すようにしよう。そのうえで動詞を中心に、動詞の語法や文型を意識しながら全体を組み立てていくこと。