河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

※前年度入試の学習アドバイスです。今年度情報は9月下旬より順次更新いたします。

2018年度入試の問題分析

出題形式については、前期日程では理系学部志望者にはマーク式のみの出題であるが、文系学部志望者にはマーク式に加え、下線部和訳や自由英作文といった記述問題が出題されている。設問全体では、長文読解問題(600語程度)1題、やや短めの読解問題(300語程度)2題、会話問題1題が、文系・理系に共通問題として出題されている。文系学部受験者にはこれらに加えて自由英作文が出題されている。理系学部受験者は、試験時間が文系より10分短い70分となる日程と、文系と同じ80分で、自由英作文の代わりに文法問題が出題される日程とがある。読解問題では空所補充問題、同意語句選択問題、内容把握問題といったいわゆる私立大学型の出題が中心となっている。

2019年度入試対策・学習アドバイス

長文読解問題について

まず語彙(ごい)力をつけることが最初の課題となるだろう。市販の単語集などを用いて早い段階で語彙(ごい)を身につけておきたい。熟語が問われる場合もあるので、基本的かつ頻出の熟語も一通り覚えておきたい。また長文読解問題のなかで文法・語法の知識が問われる場合もある。英文を読むにも文法の力は不可欠なので、一通りの文法知識は必ず身につけておきたい。そして最初のうちは、一文一文の構文をしっかりととって精読する練習を積んでおきたい。そして語彙(ごい)力と文法の力がある程度身についた後は、文と文の論理関係に注意し、ある程度の速さで英文を読み進める力を身につけたい。設問では、特に内容把握問題の比重が高い。内容把握問題では、対応する箇所を明確にする習慣をつけておきたい。選択肢に紛らわしいものは少ないが、配点比重が高い設問だけに十分な練習を積んでおきたい。同意語句選択問題は難しい単語の意味を文脈で考えさせるタイプよりも、単語の知識そのものを問うものが多い。

会話問題について

口語表現、文脈把握はもちろん、文法・語法の知識も問われるので注意したい。会話問題のなかで文法・語法の知識が問われる大学は少ないので、一通りの口語表現を覚えた後は、甲南大学の過去問に多くあたって練習しておきたい。

文法問題について

基本かつ頻出の文法問題が出題されている。理系学部志望者だけでなく、文系学部志望者も文法の知識をつけておきたい。出題範囲に特に偏りは見られないが、やや語法系の出題が多く見られる。文法・語法問題は、日頃の努力が反映されやすい問題であり、十分な対策をして確実に点を取っておきたい。

自由英作文問題について

文系学部志望者は、自由英作文が出題されている。「自由」といっても好き勝手に書いてよいわけではなく、論理的な構成になるように心がけたい。特に絵やマンガが表している内容を書かせるタイプがよく出題されている。自由英作文の対策が不十分な受験生が多く見られるが、対策をした者とそうでない者との答案の差は歴然としたものがある。講習会や参考書・問題集で十分な対策をしておきたい。

その他の問題について

内容不一致文選択問題や資料を使った問題など様々なタイプの問題が出題されている。また過去の日程では、長文問題で英問英答式内容一致問題などといったものもよく出題されている。最新の問題はもちろん、数年前の問題はすべて解いておきたい。