河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

2018年度入試の問題分析

全学日程、学部個別日程、そして独自方式日程がある。全学日程は全問マークセンス方式での出題。学部個別日程と独自方式日程では記述問題が含まれる。以前に比べて、日程間の傾向の違いが少なくなってきており、対策が容易になってきている。どの日程でも、長文読解問題が3題、文法・語法問題、整序英作文問題、会話問題が出題されている。学部個別日程と独自方式日程では、これらに加えて記述問題となる英文和訳問題と条件英作文問題が出題されている。いずれの日程でも総合的な英語力が問われる設問構成となっている。長文読解問題の単語数は大問3 題合計で1,200~1,600語程度となっている。記述問題の英文和訳、条件英作文は10~20%程度の配点比率になっている。どの日程においても難易度は安定しており、難問・奇問の類はほとんど出題されていない。オープンキャンパスなどで入試問題・解答・正答率などを掲載した冊子が配られているので、ぜひとも入手しておきたい。

2019年度入試対策・学習アドバイス

語彙(ごい)力をつけよう

まずなんといっても語彙(ごい)力の充実を図りたい。長文読解問題で出題の多い空所補充問題や同意語句選択問題では、やや難度の高い単語が解答になることもある。また文法・語法問題で出題されている単語にも、やや難しめの単語が出題されている。語彙(ごい)力だけで高得点が取れるわけではないが、早い段階で語彙(ごい)力を身につけるのは不可欠だ。

文法・語法の力をつけよう

文法・語法の力はほとんどすべての設問で問われている。2018年度はやや難度の高い出題がいくつか見られた。短文空所補充問題はもちろん、長文読解や会話問題、整序英作文でも文法・語法の知識がポイントとなっていることが少なからずあるので注意したい。早い時期に一通りの知識を身につけておきたい。

文と文の論理関係に注目しよう

最初のうちは比較的短めの英文で、一文一文しっかりと構造をとって精読していきたい。語彙(ごい)力と文法の基礎がある程度身についたら、少しずつ長めの英文に挑戦していきたい。そして文と文の論理関係に注意して読む習慣をぜひともつけておきたい。空所補充問題や同意語句選択問題では、前後の論理関係がヒントになることが多い。また内容一致問題では、論理関係を把握していると英文全体の流れを把握するのに役立つはずだ。

記述問題に対処しよう

英文和訳問題は、比較的易しいものが多いので高得点を狙いたい。またit/themなどの指示語が含まれる下線部が比較的多く出題されており、日頃から代名詞が受ける内容を考えて読む習慣をつけておきたい。条件英作文は、難しい表現を無理に使おうとせず、基本的な表現を上手に使いたい。文法の基本例文の暗記が有効な対策となるだろう。

口語表現を覚えよう

文脈把握が問われる問題も多いが、口語表現の知識がなければ解けない問題も出題されている。基本かつ頻出の口語表現を一通り覚えておきたい。

過去問に取り組もう

直前期には過去問に取り組む必要があるが、全学日程と学部個別日程の両方の傾向を確認しておきたい。また自分が志望していない学部の問題にも目を通し、様々な問題形式に慣れておくことも大切だ。どの方式でも大問数が多めなので、時間配分には十分注意したい。