河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

2018年度入試の問題分析

難易度、大問構成ともに例年どおりであった。大問は全部で5題出題された。大問1は、文法・語法・語彙(ごい)に関する問題が10問、大問2は、語句整序問題が5問、大問3は、会話文完成問題が5問、大問4は中文空所補充問題が5問、大問5は長文内容把握問題が10問出題された。すべてマークシート方式である。試験時間は60分と試験問題の量から考えるとかなり短いので、日頃から素早く解答できるよう訓練しておく必要がある。大手前大学の過去問で設問のパターンに慣れ、さらに似たような問題で練習を積み重ねる必要があるだろう。

2019年度入試対策・学習アドバイス

文法の真の理解と、徹底した語彙(ごい)力強化を

大問1では、英単語や英熟語の知識をもとに解く問題、動詞の語法に関する知識を問う問題、仮定法をはじめとする主要英文法項目の理解を問う問題などが出題されている。市販の英単語集、英熟語集、英文法の問題集にあれもこれも手を出すのではなく、それぞれ1冊に絞って、繰り返し学習を行う必要がある。特に英文法の学習を行う際には、解答根拠を明確にし、人に説明できるかという観点で学習を行おう。不明なところがあれば、市販の文法書で、該当項目を徹底的に調べることが大切である。英単語、英熟語、英文法の学習を行うことは、中文空所補充問題や長文内容把握問題を解くうえでも必要不可欠なので、しっかり行おう。

語句整序問題の対策を

語句整序問題ではまず、日本語をしっかり分析する必要がある。修飾語句を取り除いて文の骨格を見抜き、与えられた単語のなかから自分の知っている熟語や定型表現はないかどうかチェックしてみよう。練習時には数字で考えるのではなく、英単語をきちんと書くことが大切である。最後に自分の書いた英文が文法的に正しいのかどうかを客観的に見直してみよう。苦手意識を持たず、積極的に学習に取り組もう。

長文読解力の養成を図ろう

300~400語の長文読解問題が例年出題されている。試験時間が60分ということを考えると、素早く内容を把握できるように練習を行っておく必要がある。標準的なレベルの英語長文問題集を解いて長文読解に慣れよう。また、一度解いた長文の問題を再度解き直すのも有効である。なぜ自分が選んだ選択肢が答えなのかを説明できることが大切なので、答えを覚えていても何度も繰り返し演習することには意義がある。大手前大学入試の特徴だが、本文の内容を把握しているかを問う問題として、内容一致問題が2問出題された。ひとつは選択肢が日本語で与えられているものであり、もうひとつは選択肢が英語で与えられているものであった。いずれにおいても根拠拾いが大切であり、解答の根拠となる箇所に線引きしてみると正答率が安定するだろう。また、2017年度と同様に、発音・アクセント問題がそれぞれ1問ずつ出題された。普段単語を覚えるときには、電子辞書などを活用して、発音の仕方やアクセントの位置まで覚えるようにしよう。また、一般的な発音・アクセントの問題集を用いて、対策をしておくことも有効である。学習の際には音源を聴きながら、自分でも発音してみることが大切である。これまで出題された単語のレベルは標準的なものなので、1冊に絞って反復学習を行おう。