河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

2018年度入試の問題分析

一般入試は前期S方式とそれ以外の方式で問題形式が異なる。解答はすべてマークセンス方式のみ。試験時間は90分。S方式以外の方式について解説する。(1)リスニング問題は、およそ200語の英文とそれに関する質問が4つ読み上げられ、最も適切な答えを問題冊子に ある4つの選択肢から選択するものである。読み上げられる英文のテーマは一般的で、構造や単語・熟語も基本レベルだが、質問文を聞き取りその内容を把握するのには慣れが必要だ。(2)長文読解問題は、およそ800語の英文で、空所に語句を補充する問題、短めの下線部を言い換えるパラフレーズ問題、長めの下線部の意味内容を問う問題、内容正誤問題が合計12問(S日程は14問)出題されるが、それぞれの出題数は試験日程によって若干の変化が見られる。英文の構造や単語・熟語は総じて標準レベルである。(3)語法問題では単文中の下線部の語句を言い換えるパラフレーズ問題が12問出題される。下線部は短くレベルも標準的だが、長めのものも見られる。(4)文法的・語法的に正しい英文を選択する問題が6問出題される。2016年度以降に登場した出題形式ではあるが、品詞の正誤、主語と動詞の一致、語法上の重要なポイントに関する出題である点は変わっていない。

2019年度入試対策・学習アドバイス

長文読解力を磨こう

(2)長文読解問題が全体の配点の4割強を占めるため、長文読解力の有無が合否を決める最大の要素といえる。英文の構造を正確に把握し、基本的な単語・熟語をしっかり覚えて、日頃から内容を勝手に推測するのではなく、正確に解釈できるように心がけよう。標準的な長文読解の問題集を解き、解答の成否だけではなく、英文の構造・意味を一文一文丁寧にチェックしよう。また、空所補充問題やパラフレーズ問題のなかには文法・語法的問題も見られるので、市販の文法・語法の問題集を利用して、一つひとつ押さえていこう。

リスニング問題は内容の把握が重要

(1)リスニング問題は200点満点中の32点と、配点が非常に高いので十分な対策が必要である。読み上げられる英文自体は平易なものであるが、質問も読み上げられるので、メモを取りながら英文の内容を把握すること。センター試験の過去問などを利用して、日頃からリスニングをする際に簡単にメモを取る訓練を行おう。

語彙(ごい)力に磨きをかけよう

(3)パラフレーズ問題では標準レベルの動詞(句)・名詞・形容詞・副詞・群前置詞などの意味が問われている。日頃から単語力・熟語力の増強に努めるとよいだろう。ただし、単語帳・熟語帳のみに頼るのではなく、英文読解のなかで登場した知らない単語も逐一覚えていこう。また、下線の語句の意味がわからない場合でも、文脈的に正解を選ぶことも可能なので文の内容を正確に読み取るように心がけよう。

誤った英文を指摘できるようになろう

(4)慣れない受験生には手ごわい設問形式だが、文法・語法の力が問われているのは従来どおり。正しい選択肢を選ぶよりも、誤った選択肢を消して消去法で解くことを意識しよう。あまり解き慣れない設問形式でもあり、十分な対策が必要だ。文法・語法の問題集を一通り終えたら、正誤問題専用の問題集を使い、どんなポイントが出題されやすいのかをきっちり把握しておこう。