河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

2018年度入試の問題分析

解答方法は全問マークセンス方式で、大問5題。大問I:長文読解(設問数9問)、大問II:長文読解(設問数問)、大問III:文法・語法(4択形式:設問数4問、正誤:設問数3問〈2017年度は4問〉)、大問IV:会話文整序(設問数2問)、大問V:整序英作(設問数4問〈2017年度は5問〉)。長文読解問題は400前後~500語程度の評論文、説明文が中心である。設問では、語彙(ごい)、多義語、熟語、文法・語法など知識を問う問題と、下線部の意味を問う問題、文空所補充、表題選択問題、内容一致問題が出題されている。内容一致問題は、選択肢はすべて英文である。本文の該当箇所を照合する正確な読みと全体の論理展開、各段落のキーセンテンスを押さえる力が求められる。文法・語法問題は、標準レベルが中心で、熟語の知識も問われ、出題分野は広範囲にわたる。会話文整序問題は、状況設定と人間関係を把握し、文脈を押さえて適切な発話を選択する力が求められている。整序英作問題は、和文が与えられており、標準レベルを中心に、様々な文法・語法・熟語が出題されている。

2019年度入試対策・学習アドバイス

長文読解

素材は評論文や説明文を中心にして、ある程度の長さのセンター試験レベルの長文問題や追手門学院大学の過去問に十分取り組んでおきたい。その際、指示語、内容一致、表題選択など設問があった方が実戦の訓練になる。長文を読む際は、常にストーリーの流れをしっかり把握し、it、they、them、this、thatなどの指示語内容を考える習慣を身につけ、知らない語を文脈から推測する訓練を行おう。最も効果的な読み方は、各段落の主旨、筆者のメッセージを考えながら読むことである。単語、熟語、文法語法の知識が定着するにつれて、スピードはついてくるので、焦らず、長文読解にじっくり取り組んでもらいたい。解き終わった長文は、必ず単語(特に動詞を中心に)と重要表現の復習をしておこう。動詞は繰り返し出てくるので、必ず長文演習のなかでボキャブラリーを増やしておくこと。

文法・語法

動詞の用法、前置詞、名詞(可算・不可算の区別)、代名詞、形容詞・副詞、助動詞、時制、準動詞、比較、関係詞、接続詞など、標準レベルだが広範囲にわたる出題範囲に備えられるよう、標準レベルの問題(文法・語法の分野別の問題)を市販の問題集などを使用して繰り返し取り組もう。また、熟語の知識も問われるので、特に動詞を含む熟語を、標準レベルのものはすべて押さえておこう。文法・語法の知識は、この4択形式や正誤問題形式対策だけではなく、長文などすべての問題の得点源の基盤になる。

対話文完成

まずはセンター試験などの問題集で、会話の基本的な定型表現に慣れていこう。基本的には一貫した文脈を押さえて、適切な会話文を完成させる。さらに追手門学院大学の過去問を解いて、この形式に慣れておくことが大切である。

語句整序

文法・語法、熟語、構文の基本から標準の知識が問われているので、前述した文法・語法対策、熟語対策を行いながら、練習問を解き、重要な構文は音読し、正しい英文の発想を取り入れよう。難しいと感じる構文は、ときには書いて暗記してしまうのもひとつの方法である。