河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

2019年度入試の問題分析

主な出題形式は大問5題で、200~250語程度の英文からなる問題が4題と、600~700語程度の長文読解問題が1題である。解答はすべて選択式。具体的に内訳を見ていくと、第I問は、会話のやり取りから内容を読み取らせる読解問題。第II・III問は、表・グラフ・掲示・メール・数値情報などといったビジュアル情報と絡めた読解問題。第IV問は、長文読解問題。様々なジャンルから出題されているが、内容の抽象度はそれほど高くなく、語彙(ごい)レベルも標準的なものが中心である。設問の種類は、空所補充、語句言い換え、和訳の選択、内容(不)一致を中心に、知識と文脈から答えさせる問いなどバランスよく出題されている。特に難解な設問は見あたらない。第V問は、ある程度のまとまりを持った文章のなかで語句整序させる形式。語句整序の問題が3問、英文の内容に関する問題が1問出される。語句整序の選択肢に不要語句がひとつ含まれているので注意を要する問題である。全体を通して、設問は標準レベルであるが、試験時間は70分なので、ある程度のスピードで処理していく能力が要求される。

2020年度入試対策・学習アドバイス

文脈を読み取る力を身につけよう

基本的な語彙(ごい)・文法・語法・イディオム・構文の知識を身につけるとともに、文脈を読み取る力を身につけることが必須である。そのためには、ある程度の分量からなる英文を読み、段落ごとの要旨や英文全体の大意をつかみとる練習を積み重ねることが極めて重要である。この練習が、速読につながるだけではなく、「内容一致」や第V問で出題されやすい「英文のタイトル選択」の問題を解くときに生きてくるからだ。また、空所補充問題は、設問部分の前後関係から答えを出せるものが多く見られるので、問題を解くときには、前後の文脈をしっかり読むことも意識しよう。会話問題は、決まりきった会話表現の知識を問うような問題はあまり見られない。基本的な読解力や語彙(ごい)・語法・イディオムの知識で解ける問題が中心なので、会話表現集などに手を出す必要は特にない。長文読解問題の学習と同じく、文脈を読み取る力や語彙(ごい)・語法・イディオムの知識をコツコツ身につけよう。

ビジュアル問題に慣れよう

大阪工業大学は、広告・表・グラフといったビジュアル情報に関する問題が多いのが特徴である。この手の問題を解くときに注意したいことは、まずは設問から必要とされていることをきちんと読み取り、次にその要求事項をビジュアル情報のなかから素早く探し出していくという「情報検索」の読み方を行うことである。そうすれば、効率よく問題が解けるだろう。このような「情報を能動的に収集していく」という姿勢を養うには、ある程度の慣れが必要不可欠である。大阪工業大学の過去問はもちろんのことながら、センター試験や、その他ビジュアル問題を出す大学の過去問を利用して練習するとよい。

語句整序問題の基礎力を養おう

語句整序問題は、語法や熟語表現の知識から英文を組み立てていくものと、各文法単元における基本例文レベルの知識から英文を組み立てるものが多い。熟語集や文法・語法の問題集を利用し、典型的な表現になるべく触れておきたい。