河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

※前年度入試の学習アドバイスです。今年度情報は9月下旬より順次更新いたします。

2018年度入試の問題分析

日程による難易度や内容の差は見られず、すべてマークシート方式で、大問は計5題であった。大問Iは会話文空所補充問題が6問、大問IIは発音問題が5問、大問IIIは文法・語法問題が10問、大問IVは文整序問題が5問、そして大問Vは長文読解で、問題数は9問となっている。文法問題と会話問題は、難易度は標準的で、基礎的な問題が多い。高校の学習内容を超えるような問題はない。長文読解問題は400語前後~500語程度の評論文が主な素材として使用されている。文法の用法を問う問題が2問あることと、内容一致問題の選択肢が日本語であることが特徴的である。内容一致問題に加えて、下線部の文章の正しい訳を選ぶ問題と、文脈から語句の意味を判断する問題が出題されている。長文の語句レベルはセンター試験のレベルである。

2019年度入試対策・学習アドバイス

長文読解

センター試験の過去問や類似問題を使って、評論文の読解に慣れていこう。長文のテーマによって影響されないように、社会、歴史、環境、自然科学といった様々なテーマの長文をたくさん読んでおきたい。テーマごとに共通の単語がよく出てくることに気づくだろう。また実践してほしいのは、第一段落で「長文のテーマ」あるいは「問題提起」を把握することと、段落ごとに重要なポイントを整理しながら、テーマに沿って読んでいく読み方である。これは入試形式に合わせた読み方で、内容一致問題の正答率を上げるための効果的な読み方である。単語の意味に気を取られすぎないように注意してほしい。また一度解いた長文も、繰り返し読み、ボキャブラリーの強化を行い、英文に慣れていこう。前述のとおり、日程による違いはないので、公募推薦の問題も含め、過去問は一通り解いておこう。

文法・語法問題

まずは受動態、助動詞、時制、動詞の語法、準動詞、比較、関係詞、接続詞、といった重要単元ごとに、基礎の確認を行うのがよいだろう。それを飛ばして、いきなり練習問題を始めても、あてずっぽうで答えたり、感覚だけで解いたりしてしまう。練習問題で力をつけた後は、総合問題で試験形式に慣らしていくとよいだろう。間違えた問題は必ず、ポイントを押さえてノートにまとめておこう。長文問題でも、接続詞のasの用法、thatの用法、不定詞の用法(名詞的・形容詞的・副詞的)などの用法を問う問題が2問もあることから、文法の対策は長文のためにもなる。

文整序問題

動詞の用法や、関係代名詞、比較といった文法的な発想が問われる問題が中心となるので、先に述べた文法の学習の際に、それぞれのポイントを必ず英語の例文で理解を深めることが重要である。センター試験とは異なり、和文が与えられているので、文法がしっかり定着していれば得点源になりうる問題である。間違えた問題は、文章でノートに書き写して、ポイントを整理して、何度も音読して用法を定着させよう。

会話文問題と発音問題

市販のセンター試験対策問題集および過去問で、会話の形式に慣れるようにしていこう。全体の文脈を押さえて解くようにしたい。口語のような独特な会話表現はあまり問われないので心配しなくてもよい。