学部の特徴、学べること、カリキュラム、主なゼミナール紹介などを掲載しています。

教育システム

生命医科学部
医工学科/医情報学科/医生命システム学科

工学と医学の融合から新たな価値を創造する

設立の目的

「人間」を知るエンジニア
「工学」を知る生命医科学者を育成


学びの場となる医心館

創立者、新島襄の「心と身体の両方を救うための教育が必要」との考えから、黎明期には看護学校や病院も運営していた同志社大学。2008年、21世紀の「生命」のフィールドに、工学医学の両面からアプローチする生命医科学部を開設した。

「20世紀において物理現象をほぼ解明した人類が、それを人間自身の幸福に生かしていくためのチャレンジが始まっているのです」と、生命医科学部教授の渡辺好章先生は語る。例えば最近の電気製品は、ヒューマンインターフェイスを抜きには開発できない。また医療の現場でも、エレクトロニクスやIT は必要不可欠となっている。そこで求められるのは人間の生体機能を知りつくしたエンジニア。同学部は、「人間」や「医療」を意識した工学を学ぶことで、「ハイパーエンジニア」「バイオメディカルエンジニア」とも呼ばれる社会的ニーズの高い人材を育てることが目的だ。

もうひとつの目的は、医療の分野、特に健康な人を対象とした医療により、社会に寄与すること。こちらは工学を意識しながら「医学」「生命」を学ぶことにより、医療の分野に新しい地平を切り拓く人材を育てるものである。「医師は一日に多くても50人しか診察できませんが、この分野で例えば新しい原理を発見すれば、一気に数百万人への福音となる可能性もあるのです」と、渡辺先生は語る。

学科の特徴

3つの学科で様々な方向から「生命」にアプローチする


研究風景

同学部には3つの学科が設置されている。「医工学科」は、機械工学と医学の融合領域を扱う。再生組織材料、生体・環境適合材料、医用ロボット、医療・福祉機器などの研究・開発に取り組む。「医情報学科」が扱うのは、情報・電子工学と医学の融合領域。脳内情報処理の解明、電子技術を駆使した生体情報計測、医用機器開発などの研究・開発を行う。以上の2学科は「人間」を意識して工学を学ぶ。

一方「医生命システム学科」は、「生命システムとしてのヒト」が研究対象だ。人体の構造と機能、病理と防御機構、分子生物学、薬理学などを学び、本来「ヒト」が持つ適応機能を最大限に引き出す技術を研究・開発する。こちらはエンジニアリングを意識しながら、医学を学ぶ学科といえるだろう。

学びの連携

他大学の医学部との連携で医学の分野に情報を発信

同大学では、2003年より京都府立医科大学との学術交流が始まり、炎症・再生医療研究センター、アンチエイジングリサーチセンターなど、医系プロジェクトが研究成果を数多く蓄積している。今後も他大学の医学部と学術センターを立ち上げ、積極的に共同研究を行っていく予定だ。既存の医学部は、他大学との連携が難しい現実がある。医学部でないことを有利に捉え、様々な大学や病院と連携し、医学の分野に情報を発信している。

同じ京田辺キャンパスに設置されている理工学部、スポーツ健康科学部との連携でカリキュラムは多様化し、生命医科学研究科の大学院生から知的シャワーも受けられる。学部生にとっては大きなメリットになるだろう。

研究室紹介

総研究室数 21

    医工学科

  • ティッシュエンジニアリング研究室
  • バイオマテリアル研究室
  • バイオメカニクス研究室
  • メディカルロボティクス研究室
  • 生命物理科学研究室
  • 非線形応用数理研究室
  • 医情報学科

  • 超音波エレクトロニクス・生体計測研究室
  • 医療情報システム研究室
  • 脳神経行動工学研究室
  • 生体情報研究室
  • 生命物理科学研究室
  • 非線形応用数理研究室
  • 医生命システム学科

  • 再生医学研究室
  • 予防健康医学研究室
  • 医生命機能研究室
  • 遺伝情報研究室
  • 分子生命化学研究室
  • システム生命科学研究室
  • 抗加齢医学研究室
  • 神経病理学研究室
  • 神経生理学研究室