学部の特徴、学べること、カリキュラム、主なゼミナール紹介などを掲載しています。

教育システム

心理学部
心理学科

プロジェクト型教育や実験演習科目を充実させ伝統の少人数教育を 重視することで、人間の心理を科学的見地から解明する

設置の背景

現代社会のあらゆる現場で求められている「心」の専門家


ほかの部屋の様子を映像でモニタリング
できる「モニター室」

心理学の知識を生かした仕事といえば、学校や病院のカウンセラーを思い浮かべる人が多いだろう。ところが心理学は社会のあらゆる現場で必要とされている学問だ。

例えば、交通事故の発生を防ぐために、自動車メーカーでは安全な装備の開発が行われているし、ロボット開発に取り組む企業では心理学の理論が応用されている。また、マーケティング会社では消費者の商品購買動機が調査されている。

一例に挙げたこれらの仕事に共通するのは、人間の心の働きを知らずしては成果が生み出せない、という点だ。社会の営みには、人の心の働きを解明する心理学の知識が不可欠なのである。これは心理学部の2017年度のOB・OGの就職先を見ると、教育・研究・医療機関はもとより、様々な業種へと広がっていることからもわかる。

学びのPOINT

確かな基礎を築き、臨床・応用領域へつなぐ体系的な学習を展開


実験の様子(刺激に対する生理的反応の測定)

同学部では、90 年の歴史からなる伝統と、人間行動の実証的理解を重視する実験心理学を踏まえながら、先進的な学びをめざしている。学びのポイントは以下の3つ。

1点目は伝統の少人数教育。1年次の「ファーストイヤーセミナー」では、前半は小グループで大学での学びの基礎を身につけ、後半はポスター発表を行う。ここでの学びは2年次の少人数での実験演習、3年次の「プレ演習」、4年次の「ゼミ」へとつながっていく。集大成である卒業論文では、教員や学生、父母の前で再びポスタ一発表を行う。体系的なカリキュラムで4年間の進歩を実感できる。

2点目は充実した実験演習。同学部では1年次より実験が始まるのが特徴的だ。1・2年次の「心理学実験演習」では、記憶や知覚の仕組み、対人場面での行動、動物の学習メカニズムなどに関する実験を行う。3年次には「臨床心理学実習」も始まり、カウンセリングに関連する技術も体験できる。

3点目は専門性の高い選択科目。3年次からは「神経・行動心理学」「臨床・社会心理学」「発達・教育心理学」の3つのコースから興味のある科目を学べるように、数多くの心理学に関する選択科目が準備されている。加えて、「実験演習(上級)」では、自分の興味や卒業論文の計画に応じて、さらに高度かつ実践的なスキルを習得できる。

同学部は、脳・神経科学や精神生理学などの基礎的な領域をはじめ、臨床心理学や社会心理学、発達心理学などの応用領域まで、幅広く層の厚い学習環境をつくっている。

さらに、専門性を究められる大学院心理研究科も設置。同研究科は長きにわたり心 理学の総合的な教育研究を展開している。

研究室紹介

  • 及川研究室
  • 社会心理学の視点から意識と無意識の働きを研究しています。自分で意識することのできない無意識の心の働きを解明し、ストレスや精神健康、ブランドイメージや対人魅力、ステレオタイプや偏見などの問題に挑みます。

  • 佐藤研究室
  • 心身症や、虚血性心疾患の患者に共通してみられるタイプA行動パターンについて研究しています。心と身体の健康をテーマに、人間の行動様式と臨床心理学的問題の関連を解き明かしていきます。

  • 内山研究室
  • 感情や認知の発達について研究しています。乳幼児が遊びや母子関係を通じてどのように心理的発達を遂げるのかを検討します。その他、交通安全行動に関する心理学的研究も進めています。

  • 中谷内研究室
  • 「災害への準備促進」をテーマに、リスクに対してどうすれば準備を促すことができるかを研究しています。人々がリスクを上手に管理できるよう援助し、安心して過ごせる社会づくりを目標にしています。

  • 青山研究室
  • 人間の食べる行動に影響する心理的要因を実験により探求しています。食行動のメカニズムを検討することで、食べる量をコントロールするといった、健康と食の問題の解明に役立てます。

  • 神山研究室
  • 子どもの学校適応について心理学の立場から実践的に研究しています。不登校やいじめといった子どもの問題行動を減らし、良好な人間関係づくりを支える前向きな生徒指導を考案しています。