河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

※前年度入試の学習アドバイスです。今年度情報は9月下旬より順次更新いたします。

2018年度入試の問題分析

問題は80分の筆記試験と10分のリスニング試験の2つのセクションで構成され、筆記はマーク式問題に加え記述式問題も出題。筆記試験は6題構成で、うち読解問題が2題、語彙(ごい)問題(12問)、正誤問題(8問)、語句整序(4問)、英作文(2問)となっている。マーク1問あたりの配点が3~4点に対し、記述問題には1問10~12点の配点があるため記述答案の出来が合否を大きく左右することに。記述問題の構成は1.5~3文程度の和訳問題と下線部の語句や文章の内容を説明させる問題がそれぞれ1題ずつ、和文英訳型の英作文が2問となっている。リスニングの問題は対話形式とモノローグ形式がそれぞれ2問ずつ出題され、いずれもひとつの放送に対し複数の問題に解答させる形式となっている。筆記・リスニングともに標準レベルの問題であり、解答時間も無理のないものとなっている。

2019年度入試対策・学習アドバイス

基本的な知識事項をしっかりと定着させよう

筆記試験で問われる知識事項は、形式に差はあれどいずれも基本的なものばかりである。語彙(ごい)問題であれば英検2級レベルの語彙(ごい)がしっかりと身についていれば完答も十分可能で、このレベルの語彙(ごい)力を目標に勉強するとよいだろう。文法問題については正誤問題や語句整序という形式自体に苦手意識を抱いている受験生は多いが、実際に問われているのはいずれも基本的な知識事項ばかりである。表面的な形式に惑わされず、センター試験レベルの文法・語法、イディオム、構文知識をしっかりと身につけるべく勉強に励んでほしい。

知識事項はただ「覚える」だけではなく「書ける」ように

12点×2問で合計24点もの配点がある和文英訳問題は、受験者間で大きく点差がつくことが予想され、ここでの高得点が合格への大きな一歩となることは間違いない。具体的な対策は文法・語法、イディオム、構文知識をしっかりと「書ける」ようにしよう。例えば2018年度の試験では「会社へ通勤するには2時間以上かかる」「英語となれば、彼の右に出る者はいない」といった問題が出題。前者は動詞takeの語法を、後者はwhen it comes to...(...という話になれば)というイディオム知識や「最上級相当表現」という文法知識を用いて書くことができる。英作文に苦手意識がある受験生は、まずこういった「型」となる表現を正確に書けるようにすることから始めるとよいだろう。

リスニングは英検2級をひとつのめどに

筆記試験での語彙(ごい)問題と同じく、リスニング問題に関しても英検2級レベルのものが多く、受験生はこれをひとつの目標にして勉強するとよい。日々のリスニング学習において気をつけておくべきなのは、常に問題を「解く」ことまで意識するということ。放送のすべてが聞こえなくても正しい答えを選ぶことは可能であるし、逆にたとえ放送内容のすべてが聞き取れたとしても、選択肢をうまく選べなければ点にはならない。それに加え、ひとつの放送に対して複数の問題に解答することが求められるため、解答のスピードやリズムも非常に大切な要素である。日々英語を聴くことに親しむだけではなく、実際に問題を「解く」ということも強く意識して学習に取り組もう。その一環として、実際に英検などの資格試験を受験することも非常に有効である。