河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

※前年度入試の学習アドバイスです。今年度情報は9月下旬より順次更新いたします。

2018年度入試の問題分析

すべてマークセンス方式で、解答時間は60分、100点満点で大問5題。

第1問は文法・語法英文空所補充で設問12問、基本的な文法・語法の知識を問う問題が多い。第2問は整序英作文で設問3問、2016年度からは日本語がなくなり、英語のみで整序しなければならなくなった。ただ、基本的な語句や構文の力を生かして対応することに変わりはない。第3問は会話文空所補充で、やや長めの2題の会話の空所の合計5ヵ所を埋める設問である。会話の流れを追う力、会話の定型表現の知識が問われている。第4問は5行程度の短い英文2つを読み、空所に入れるのに適切な単語を選択する問題である。文脈を読み取る力だけではなく、第2問と同様に文法や語句の知識も必要とされている。第5問は長文読解問題で、表題選択問題と内容一致問題が中心である。読むべき英文がAとBの2つあり、試験時間に比べるとやや多めの分量である。全体として難易度は標準的で、基本的なレベルの英語を日頃からこつこつと勉強しておけば点数につながるはずだ。

2019年度入試対策・学習アドバイス

文法・語法の知識を身につけること

全体を通して文法に関する出題が多いのが特徴である。そのため、基本的なレベルの文法の問題集を1冊でいいから繰り返しやることが重要である。その際、「なぜそういう答えになるのか」という理由を考えなければ、整序作文や長文読解に応用がきかないおそれがある。また、前置詞に関する問題、イディオムの知識を問う問題も見られるが、対策が不十分な受験生も多い。前置詞の用法やイディオムも過去問も活用しながら少しずつ覚えていきたい。

会話問題に慣れる

会話問題対策として、まずは問題集などで会話の定型表現を覚えること。それから数多くの問題を解くことによって、答えの出し方を身につけていく。センター試験の過去問やセンター試験レベルの問題集を解いて慣れていけば十分対応できる。

読解力をつける

近年読解問題の分量が増えているが、内容は親しみやすいテーマのものが多く、決して難解なものではないので、対策をすれば確実に点数が取れるはずだ。標準的なレベルの問題集を何冊か解いて、できるだけ多くの長文に接しておくとよい。そのときには時間を計って解答し、その後で時間をかけてじっくりと全訳や解説を読み、納得できるまで復習しておく。ここで、まずは長文の内容を確実に把握する。そして、一度読んだ長文を何度も読み直して復習する。このようにして多くの種類の長文を、繰り返し読んで英語に慣れていき、正確さだけでなく、スピードも上がってくる。

過去問で練習しよう

試験時間が60分と短めなので、時間が足りないと感じる受験生がいるかもしれないが、年度によっては合格最低点が7割を越えている日程もあるために、取りこぼしは禁物。そのため、最後まで確実に解き終われるように時間配分を考えることも重要である。長文の分量が多くなったために、今まで以上に時間配分に注意する必要があるだろう。これまでの過去問を解いてみて、自分なりの時間配分を考えておくことも大切だ。また、過去問を解くときには、「なんとなく」答えが出せて満足するのではなく、特に間違えた問題は「なぜ間違ったのか」というところにこだわって、答えの根拠をはっきりさせるようにしよう。