河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

生物

※前年度入試の学習アドバイスです。今年度情報は9月下旬より順次更新いたします。

2018年度入試の問題分析

大問4題から構成されており、制限時間は60分、解答様式はマークセンス方式。出題分野は生物基礎・生物の全分野であるが、生物からの出題が多い。2018年度は、③・④ともに、大問3題が生物から1題が生物基礎と生物からの出題。③では大問4題中3題、④では大問4題中1題がA問題とB問題の2本立てとなっており、大問1題につき小問が7問~11問程度含まれることから、分量がやや多く、時間は十分ではない。なお、年度によっては、C問題がある場合もある。難度は、センター試験レベルのものからセンター試験を上回るものまで、様々。教科書の太字の語句などの知識も出題されるが、難度が高い選択肢の正誤問題や考察問題も一部に出題されており、多くの受験生にとって初見であろう実験からの出題が見られる場合もある。また2014年度まで、毎年、遺伝(遺伝計算)が出題され、新課程入試となった2015年度以降は、2015・2016・2018年度では出題されず、2017年度のみ出題が見られた。なお、2018年度は④で小問集合(異なる分野の知識に関する小問ばかりで構成された大問)が出題された。

2019年度入試対策・学習アドバイス

正確な知識を持とう

教科書準拠の問題集に載っているような、基本的な知識問題も多く出題される。難度が高い問題も出題されることから、基本的な知識問題で取りこぼすと、高得点は期待できない。対策として、高校で配布された教科書準拠の問題集の問題を何度も解き、用語などの知識を定着させよう。また、細かい知識は忘れてしまいがちなので、期間をあけて数回解き、それでも覚えきれない用語などは、ノートに書き出す、などの方法で、知識の正確さを高めておこう。また、広い範囲から出題されるので、苦手分野をできるだけつくらないことが大切である。苦手分野でも単純な知識問題だったら答えられるような準備をしておこう。

実験に関する知識を増やそう

長浜バイオ大学では、実験を扱った問題が多く出題されている。とはいえ、初見の実験ばかりではなく、問題集に必ず載っているような有名な実験も毎年出題されている。したがって、問題集を解く際に、同じ題材の問題が出題される可能性があることを意識し、ひとつずつ攻略していこう。また、高校の授業で実験を行う際は、実験前に、実験の目的や意味、なぜその試料を用いるのか、などについて調べ、そのうえで積極的に参加しよう。特に、遺伝子分野で難度が高い実験が出題される傾向があるので、高校の授業で遺伝子関連の実験が行われる際は、手順の意味を先にしっかり理解してから臨もう。

実験考察問題の練習をしよう

有名な実験以外に、受験生にとって初見の可能性が高いデータ考察問題が見られる年度が多い。このような問題は考察に時間を要するものが多いので、ある程度知識が完成してきた後は、考察問題を手際よく解く練習をしよう。その際は、教科書準拠の問題集の応用・発展問題や過去問を利用するとよい。なお長浜バイオ大学は、ホームページ上で2010~2018年度の過去問を公開している。早めに入手してプリントアウトし、全体像をつかんでおこう。また時間制限を設けて解ききる練習を何度も行っておこう。その際は、わからなかったらいったん保留して次に行く、などの戦略的な解き方も意識しよう。