河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

2017年度入試の問題分析

一般入試A日程について述べる。大問の数は計3題である。第I問は長文読解問題であり、内訳は文中の動詞を適切な形に変えさせる問題(記述式)が5問、アクセント問題が4問、文中空所補充問題(選択式)が1問(4ヵ所)、文中の表現の意味を問う問題が4問(記述式)、英文の内容に一致する英文を選ぶ問題(12の選択肢から3つ選ぶもの)である。第II問も長文読解問題であり、内訳は文中空所補充問題(選択式)が8問、文中で下線を付した箇所(3ヵ所)についてその内容を選ぶ問題、英文の内容に一致する日本文を選ぶ問題(10の選択肢から3つ選ぶもの)、文中のitが示すものを書き出させる問題が2問、ある文について本文中の誰が言ったかを問う問題が 問(6つ)である。第III問は文法・語法問題であり、16問出題されている。

2018年度入試対策・学習アドバイス

長めの文章を読む練習をしよう

長文問題は比較的長いものであり、レベルは「標準~やや難」である。長い文章は日頃から読み慣れていないと本番で足元をすくわれかねない。段落ごとに意味を短時間でまとめたり、多少わからないところがあっても大意をつかみながらどんどん読み進める練習をしておくとよい。市販の問題集のなかで比較的長い文章が載っているものを選び、時間を計って繰り返し解く練習をしておこう。

基本的な単語・熟語で差がつく

長文問題では難しい単語も複数出ているため、読みにくく感じるかもしれない。しかし、難しい専門用語などには語注がついているため、読めるかどうかを左右するのは実際のところ、基本単語・熟語がわかっているかどうかである。市販の単語帳や熟語帳を繰り返し暗記し、基本的な語彙(ごい)力をアップさせておく必要がある。なお、語注があることを示す印などは本文中に書かれていないので、あらかじめ語注にざっと目を通しておくとよい。語注に気づかず、時間を浪費するようなミスは何としても避けたいところである。

また、長文のテーマ自体は医学系のものが出されている。難しい医学の専門用語については語注があるため、知らなくても心配しすぎることはない。しかし、ある程度医学用語を知っていればスムーズに文章を読めることは確かである。そこで、余裕があれば市販の大学受験向け医学単語集をざっと読んでおくことは効果的である。また、医学系テーマの文章を読み慣れておくために、過去問を手に入れ、解いておくことも非常に有効な手段となろう。

文法・語法問題はSV・“カタマリ”・品詞を意識しよう

文法・語法問題では、比較的短い文が出題されている。もちろんstop Ving「~するのをやめる」のような典型的な文法問題も出題されている。しかし文法知識のみをただ丸暗記するだけではなかなか解けるようにならない。必要とされているのは文構造(構文)をつかむ力である。つまり、(1)S(主語)とV(述語)をつかみ、(2)“カタマリ”(句・節)をつかむ力が求められている。そしてそのためには(3)品詞を意識しながら読まなければならない。市販の文法問題集で練習するときでもこれらを意識しながら解くとよい。このように文構造(構文)を意識した勉強をしていくと、結果的に長文読解の力を上げることにもつながるため、ぜひ積極的に取り組んでほしい。