河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

2018年度入試の問題分析

全学部で出題された問題は、大問4題、すべて客観式問題で解答時間は50分である。大問Iの長文読解問題はなじみのあるテーマの評論で比較的読みやすく、問題の難易度は基本的なレベルである。出題される問題は、空所に語句を補充する問題、語句を並び替えて英文をつくる問題、英文の意味を尋ねる問題、本文の内容一致問題であり、英文の内容に関する問題と、文法・語法に関する問題の両方の出題となっている。2018年度は英文の内容を尋ねる設問の数が増え、単語の意味を尋ねる設問がなくなり、文法・文構造を尋ねる設問が減少したのが特徴である。大問IIは会話問題で、発話に対する返答を選ぶ問題である。大問Ⅲは短い英文中にある2ヵ所の空所に入る単語を選ぶ四択問題で、文脈、文構造、文法・語法の知識から解答を導く。大問IVはやや長い会話文中の空所に入る語を10の選択肢のなかから選ぶ問題で、選択肢の品詞が異なるので、解答を決めるのに、内容だけではなく、文構造、文法の知識も必要となる。

2019年度入試対策・学習アドバイス

ボキャブラリー・文法・語法の基本を固めよう!

全体的に設問の形式はバラエティーに富んでいるが、文脈、文構造、知識から解答を出すことができ、設問自体は基本的なレベルでそれほど難しいものではない。様々な設問に対応できるように、基本的なボキャブラリー、文法・語法の基本を押さえよう。対策としては、普段使っている単語集や熟語集を1冊押さえること。わからない単語が出たとしても、ある程度の単語の知識があれば、全体の文脈を捉えて、解答を導くことが可能である。普段の英文読解や文法の学習の際に出てくるボキャブラリーを覚えることを習慣にして知識を積み上げていこう。また文構造や品詞から解答を出す設問が出題されるので、英文法の基本的なルールや品詞による使い分け、複数の語句を組み合わせて使う語法を重点的に学習してほしい。普段使っている文法・語法問題集を1冊押さえ、特に頻出の前置詞、関係詞、接続詞、疑問詞、準動詞の使い分けは重点的に学習すること。会話文については、英語独特の会話表現をまとめて押さえておくとよい。問題の形式に慣れるために、過去問を実際に解いてみるとよい。空所補充問題が苦手な人は、ほかの問題で演習をして問題の解き方に慣れるのも対策となる。

基本的な読解力の養成を!

どの日程も大問Ⅰの長文読解問題は配点が60点あるので、できるだけスコアを取りたいところである。設問形式は文構造、知識から解答を出す問題と、英文の内容を尋ねる問題で、設問の難易度は標準的である。2018年度は英文の内容を尋ねる問題の数が増えているので、全体のストーリー展開を捉えることができるように英文を読む練習をしてほしい。また大問Ⅰと大問Ⅳは、文構造から解答を導く問題が出題されているので、英文の構造を理解するために、英文和訳をするのもよい練習となるだろう。

普段から文脈と文構造を意識しながらいろいろな英文を繰り返し読み、問題を解くことで、文構造の理解、文脈の把握とともにボキャブラリーなどの知識を積み重ねることができる。対策としては、500語程度の入試向けの長文を集めた問題集を使って学習するとよい。なるべく解説が詳しい問題集を選ぶことで自学自習がしやすくなる。