河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

現代文

2017年度入試の問題分析

現代文は、1題が必須問題で、もう1題は漢文との選択問題となっている。評論・小説・随筆など、様々なジャンルの文章が出題されている。小説では、過去に明治・大正期の作品も出題されていたが、最近は現代作家のものが出題されている。

文章は比較的平易で読みやすいものが多い。小説も含め、文章の長さはやや短めのものが多い。

設問は漢字問題を含めすべて選択肢形式である。センター試験と似た形式であり、選択肢の長さなどもセンター試験に準じているが、それほど紛らわしくはない。文章が的確に理解されていれば、迷うことなく解答できるものが多い。特に傍線部について問われている設問は、傍線部前後の文脈を的確に整理しておけば、確実に解答できるものが多い。小説問題では、登場人物の立場や心情を問う問題が多い。

2017年度は出題されなかったが、過去には図表(グラフ)・写真などを用いた問題や本文の説明に該当する図を選ぶ問題が出題されたこともある。

空欄補充問題や語句の知識を問う設問も出題されており、文学史が出題されることもある。

全般的にそれほど難解な問題が出題されているわけではない。漢字・語句などの基本的な知識を身につけ、文章をしっかり読み解く力をつけておけば確実に正解できるものが多い。

知識問題は広範な分野から出題され、総合的な国語力を問う問題である。

2018年度入試対策・学習アドバイス

基本的な読解力を身につけよう

内容的には決して難しい文章が出題されているわけではない。丁寧に文章を読むことを心がけ、基礎的な読解力を身につけておくことが大切である。設問も平易なものが多いので、文章読解ができていれば、文章中の根拠に基づき、あまり迷うことなく正解を選ぶことができる。漢字や語句の意味を問う問題は、センター試験と同様の形式であり、小説問題もよく出題されるので、センター型の問題集で練習しておくとよいだろう。小説問題は、登場人物の立場や人間関係などを的確に整理して、心情なども客観的に導くように心がけたい。

選択肢はそれほど紛らわしいものはないので、基礎力がしっかり身についていれば問題ない。

図などを用いた問題は、少々戸惑うことがあるかもしれないが、設問の意図をしっかりと把握していれば、決して難しいものではないので、落ち着いて対処すればよいだろう。

漢字・語句の知識を身につけよう

漢字の出題形式もセンター試験と同じである。同音の漢字のなかから正解を選ぶので、同音異義語などをしっかりと覚えておき、ミスをしないように心がけてほしい。漢字もセンター型の問題集で練習しておけばよいが、その際誤りの選択肢についてもどのような漢字なのかを確認しておきたい。漢字の訓読みが出題されたこともあるので、そうした問題も一通り練習しておくとよい。語句の問題も、それほど難解なものが出題されているわけではない。カタカナ語などを含め、わからない言葉や意味が曖昧な言葉については、日頃からこまめに辞書を引く習慣を身につけておこう。評論用語や慣用句に自信がなければ、そうした問題集を1冊練習しておくとよい。

文学史についても、基本的なものは一通り覚えておこう。