河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

※前年度入試の学習アドバイスです。今年度情報は9月下旬より順次更新いたします。

2018年度入試の問題分析

1月30日の入試について述べる。大問6題から構成されている。第I問は小問10問からなる長文読解問題で、内容一致問題や文中の下線部の解釈を問う問題など、標準的な内容およびレベルの問題で構成されている。第II問は年ごとのソーシャルメディアの人気度を表す円グラフについての問題(5問)に答えるものである。第III問は、基本的な四択の文法・語法問題(10問)である。第IV問は比較的短めの対話文で空所に適切な発話を入れる問題(5問)であり、第V問では語数5語を並べ替えて文のなかに入れる整序英作文問題が5問出題されている。第VI問は英文中の下線部のイディオムと同じ意味を表す単語を選ぶ問題(5問)である。

2019年度入試対策・学習アドバイス

長文は時間を計って解こう

第I問の長文読解について。設問の選択肢のほとんどが英語で書かれており、長文読解問題を解き慣れていなかったり、語彙(ごい)力がないと時間内に解ききれないことも考えられる。時間を計って市販の問題集などを繰り返し解いて対策するとよい。なお、難しい単語には語注がついているが、本文中に語注があることは示されていないので、あらかじめ目を通しておくとよい。気づかずに時間をロスすることだけは避けたいところである。また、2016〜2018年度は各日程の第I問の多くが日本国内で刊行されている英字新聞から出題されている。英文のレベルを知るうえでも、余裕があれば同紙を手に入れ、読んでおくとよい。第II問のグラフを見て答える問題については、解き慣れていないと時間がかかってしまう。センター試験の第4問など同様の趣旨の問題を素材に、halfやdouble、rateといったグラフ問題特有の語彙(ごい)に慣れておくとよい。また、日頃からインターネットなどを通じて、英語で書かれたウェブサイトやグラフを見かけたら少し読んでみることも、この種の問題に抵抗がある受験生にとっては効果的である。

文法は「100の不正確な知識より10の正確な知識」

第III問の文法・語法問題は、基本的な問題が多く出題されている。ただし正確な知識がないと足元をすくわれかねないので、全文法分野を広く浅く扱った、薄い文法・語法問題集を完全に解けるようになるまで何度も繰り返すことが必要である。そして問題集を解き進めていくときは、ただ答えを覚えてしまうのではなく、なぜその選択肢が正解になるのか、またなぜほかの選択肢が不正解なのかを確認することが有効である。第IV問の対話問題は、前後の発話をよく読んで解くことが求められる。空所のある発話だけを読んで答えを出し、ケアレスミスをするようなことは避けたい。対策としてはセンター試験過去問の第2問で練習するとよい。

単語・熟語は早めに覚えよう

第V問の整序問題は基本的な文構造や熟語の知識を問う問題である。熟語が苦手だという人は、薄い基本的な熟語集をざっとやっておくと効果的である。また、主語と動詞を中心とした文構造を日頃から意識する勉強をしておくことも重要である。第VI問の語彙(ごい)問題は、基本的なものが多く、頻出の熟語を市販の熟語集などで押さえておけば十分対処できるはずである。全体を通してみると、日頃から手持ちの単語帳や熟語帳、文法問題集、そして長文問題集をバランスよく繰り返す、オーソドックスな勉強が合格への近道である。