河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

2017年度入試の問題分析

1月29日入試について述べる。大問6題から構成されている。第I問は小問10問からなる長文読解問題で、内容一致問題や文中の下線部の解釈を問う問題など標準的な内容およびレベルの問題で構成されている。第II問は手紙を読んで、内容の理解を問う問題(5問)に答えるものである。第III問は、基本的な四択の文法・語法問題(10問)である。第IV問は比較的短めの対話文で空所に適切な発話を入れる問題(5問)であり、第V問では語数5語を並べ替えて文のなかに入れる整序英作文問題が5問出題されている。第VI問は英語の定義を読んで、それにあてはまる単語を選ぶ語彙(ごい)問題(5問)である。

2018年度入試対策・学習アドバイス

長文は時間を計って解こう

第I問の長文読解について。設問の選択肢のほとんどが英語で書かれており、長文読解問題を解き慣れていなかったり語彙(ごい)力がないと時間内に解ききれないことも考えられる。そこで、時間を計って市販の問題集などを繰り返し解いて対策するとよい。なお、難しい単語には語注がついているが、本文中に語注があることは示されていないので、あらかじめ目を通しておくとよい。気づかずに時間をロスしてしまうことだけは避けたいところである。また、2015~2017年度は、各日程の第I問の多くが日本国内で刊行されている英字新聞から出題されている。英文のレベルを知るうえでも、余裕があれば同紙を手に入れ、読んでおくとよい。

第II問の手紙を読んで答える問題については、解き慣れていないと時間がかかってしまう。対策としては、センター試験第4問が同様の発想を問う問題なので、時間を計ってセンター試験の過去問を解くことが考えられる。また、日頃からインターネットなどを通じて、英語で書かれたウェブサイトやグラフを見かけたら少し読んでみることも、この種の問題に抵抗がある受験生にとっては効果的である。

文法は「100の不正確な知識より10の正確な知識」

第III問の文法・語法問題は、基本的な問題が多く出題されている。ただし正確な知識がないと足元をすくわれかねないので、全文法分野を広く浅く扱った、薄い文法・語法問題集を完全に解けるようになるまで何度も繰り返すことが必要である。

第Ⅳ問の対話問題は、前後の発話をよく読んで解くことが求められる。空所のある発話だけを読んで答えを出し、ケアレスミスをするようなことは避けたい。対策としてはセンター試験過去問第2問で練習するとよい。

単語・熟語は早めに覚えよう

第V問の整序問題は基本的な文構造や熟語の知識を問う問題である。熟語が苦手だという人は、薄い基本的な熟語集をざっとやっておくと効果的である。また、主語と動詞を中心とした文構造を日頃から意識する勉強をしておくことも重要である。

第VI問の語彙(ごい)問題は、基本的なものが多く、落ち着いて英語の定義を読めば解けるはずである。ときにやや難しい単語が含まれていることもあるが、基本的な単語を覚えていれば消去法で解けるので、焦らないことが大切である。全体を通してみると、日頃から手持ちの単語帳や熟語帳、文法問題集、そして長文問題集をバランスよく繰り返す、オーソドックスな勉強が合格への近道である。