河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

2018年度入試の問題分析

全般的な傾向としては、長文総合問題は、理工・薬・経営・農学部などでは2題、法・人間学部などでは1題出題。中文空所補充、対話空所補充、語句整序・正誤問題などが出題される学部もある。農学部は2018年度、文法四択・会話空所補充がなくなり、中文空所補充と正誤問題が出された。2017年度にいくつかの学部で出された図表を用いた問題は2018年度は出されず、特徴的な問題には経営・経済学部などのアパートの広告に関するものがあった。近年は出題傾向の変化が見られるため、その年度の傾向だけで対策を立てるのではなく、数年前まで遡ったり、ほかの学部の問題も参考に解いたりするなどして、万全の準備で臨みたい。全体としては「標準~やや易」の難易度。

2019年度入試対策・学習アドバイス

文法・語法・語彙(ごい)の対策を

文法・語法・語彙(ごい)力は不可欠。センター試験タイプの四択の文法・語法・語彙(ごい)問題は、ほとんどの学部で出題されている。これに対応するには、センターレベルの問題集を1冊完璧に仕上げておくとよい。薬学部では連立完成(=書き換え)形式で文法・語彙(ごい)の知識が問われるので、このタイプの問題集で慣れておくとよい。正誤問題も、問題集などで対策をしておきたい。

記述形式の問題作成の仕方を身につけよう

農学部でこれまでに出た記述式の要約問題では、最初に英文を丁寧に読んで、筆者の主張が述べられている箇所を見つけ、主張の裏づけとなる部分を肉づけとして加えていく手順を踏むとよい。教科書などの英文の要旨をまとめる練習を日頃からしておくとよい。

自由英作文への対策を

自由英作文は今後出題の可能性もある。自分の生活、趣味など身近なことを、30~70語くらいの英文でまとめる練習をするとよい。日本語で下書きをして、和英辞典などを使い英文に直し、論理的におかしいところがないか、先生に添削してもらうとよい。

熟語は同意表現を覚えること

熟語問題はいくつかの学部で出題されているが、その対策としては、look up to = respectなどのような、同意表現を覚えておくと役立つ。おおよそ、センターレベルの熟語を覚えておけばよい。

頻出対話表現を覚えよう

対話空所補充問題に対しては、頻出対話表現を覚えておくことが有効。どのような場面で使う表現かを注意して覚えることが大切だ。センター試験でも同種の問題がこれまでに出題されているので、センター用の対策問題集が役立つ。

語句整序・英作文には構文暗記

「語句整序問題」に対しては、基本例文を50~100文覚えておくと、大きな力になる。本番では、こうした重要構文を応用することが、解答作成に非常に役立つ。

図や絵のついた英文を読もう!

近年の傾向として、図・絵を用いた問題が出されている。そのため、日頃から図や絵を用いた英文に触れることが大切。ただ英文を読むだけではなく、英文の内容が実際にどういう場面を表しているのか、などイメージとして捉える読み方を練習しておくとよい。

速読の訓練を!

学部によっては、長い英文の読解問題が出されることがあるため、素早く英文を読んで解答する力が求められる。まずはゆっくり文構造を確かめながら読み、だんだんスピードを上げていく訓練をするとよい。