河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

現代文

※前年度入試の学習アドバイスです。今年度情報は9月下旬より順次更新いたします。

2017年度入試の問題分析

現代文の文章題は各試験で1題ずつ出題されている。比較的頻出の著者の文章が出題されることが多く、2017年度も内田樹などの文章が出題されていた。文章の長さは標準的で、内容もそれほど難解なものではなかった。過去には随筆や小説など、多様なジャンルの文章が出題されていた。

2月1日実施の法・都市情報・人間学部の試験、2月4日実施の経営・経済・都市情報・外国語学部の試験はほぼ同傾向で、問題はすべて選択肢形式であった。接続語・慣用句・熟語などの語句を補う空欄補充問題が多く出題され、語句の意味を問う問題や脱文挿入の問題もあった。文章内容を問う問題は、センター試験と比べると選択肢は短く、紛らわしいものも少なかった。特に傍線部の内容を問う問題では、前後文脈が確実に整理されていれば解けるものが多く、その他の問題も文章がしっかり理解できていれば確実に解答できるだろう。法・都市情報・人間学部の試験では、文章題とは別に四字熟語・慣用句など語句知識を問う問題が、独立して出題されていた。

2月2日実施の農学部の問題は、問題文の分量や難易度などはほかの試験とあまり違いはないが、指示語の内容や語句の意味を記述形式で答える設問が出題されていた。記述問題も含め、設問は易しめで設問数も少なかった。文章題とは別に、漢字の書き取り問題と漢字を補って四字熟語を完成させる問題がそれぞれ10問ずつ、記述式で出題されている。

実施日・学部間で、多少傾向に違いはあるものの、全般的に基礎的な国語力・知識を問う問題であり、文章の流れを的確に読み取る力や漢字・語句などの力をしっかり身につけておけば、確実に解答できるものが多い。

2018年度入試対策・学習アドバイス

基礎的な読解力を身につけよう

頻出作者の文章がよく出題されるので、標準的な私立大学型の問題集を用いて、様々なジャンルの文章に慣れておくとよい。それほど難解な文章は出題されておらず、設問も比較的易しいものが多いが、芸術論や科学論、哲学論などは読み慣れていないと戸惑うことも多いので、あらかじめよく練習しておきたい。

設問では、空欄補充の問題が多く出題されている。接続語や評論用語などの意味・用法をしっかり身につけ、文脈を的確に整理する練習をしておこう。

漢字の力を身につけよう

漢字は文章題とは別に独立した問題としても出題されている。漢字問題集を用いて、頻出漢字は確実に書けるようにしておこう。

農学部の試験では記述式での解答も求められる。一画一画をしっかり書けるように練習しておきたい。

また、漢字学習ではただ文字を覚えるだけでなく、語句の意味・用法、類義語や対義語などの語句の知識も合わせて覚えておくと、文章題での空欄補充の力を養うことができる。

国語知識を身につけよう

慣用句・四字熟語・カタカナ語・文学史などの知識問題が多く出題されている。

問題集などで練習するとともに、普段から国語便覧などを見て、様々な国語知識を身につけておくようにしたい。特に慣用表現や四字熟語の知識は空欄補充などでも問われるので、確実な知識を身につけておきたい。