河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

2018年度入試の問題分析

2018年度も2017年度に引き続き、全学部共通の安定した設問形式である。解答時間は60分。長文内容把握問題(10問)、文法・語彙(ごい)4択問題(10問)、会話文完成問題(10問)、イディオム同意語句4択問題(5問)、語句整序問題(5問)のすべてマークセンス方式。長文は600~700語程度の内容にまとまりのある問題文が例年出題される。内容は具体的なものが多く、設問の難易度も標準的。文法・構文・熟語の問題も、全体的に基本的な事項が問われている。語句整序問題では文法・構文・熟語の知識とその応用力が問われる。設問全体の難易度はやや易しめ~標準的であるため、高得点獲得が合格の必須条件となる。解答速度とともに解答精度も上げる努力が必要だろう。

2019年度入試対策・学習アドバイス

長文のテーマをつかもう

設問がすべて英問英答なので、まずは、長文が何について述べられているのかを把握することが大切。2018年度のテーマは「核家族化に伴う子育て支援および老人介護施設の充実」「グラハムベルの伝記」「戦争ゲームの沿革」など、2017年度のテーマは「様々な塗料の話」「スタンレーカップのユニークな歴史」「機知に富むアカギツネの話」など、2016年度のテーマは「オハイオ州の様々な祭りの紹介」「ハリウッド映画の沿革」「H.G.ウェルズの伝記」など、2015年度のテーマは「コンピューターの誕生と歴史」「モールス信号の歴史」などだった。パラフレーズ(言い換え表現)に注意しながらキーワードを押さえ、段落内の対応箇所を探す練習が大切。長文のテーマに着目し、センター試験の長文問題や中部大学の過去問などで20~25分程度での解答練習を重ねればよいだろう。普段あまり目にしない語句が長文に出てきても、テーマを把握していれば、十分読解可能な長文なので、普段からその練習をしておくとよいだろう。また、内容が歴史上の人物の伝記や、実在する物事についての説明や紹介が多いので、こういったテーマについて幅広い知識を持つことも得点源となる。

文法・構文・熟語の徹底学習を

文法・構文問題集などで空所補充問題をこなし、特に動詞の語法や文型に関する問題をしっかりと学習しておく必要がある。〔4〕のイディオム同意語句選択では動詞を中心としたイディオムの徹底暗記が必要。形容詞や副詞のイディオムも出題される。熟語集を使ってイディオムを覚える際は、日本語の意味だけでなく、言い換え表現も同時に覚えておきたい。

会話文・口語表現の学習を

例年、会話文完成問題が10問出題されている。センター試験や中部大学の過去問および会話文完成の問題集などで学習し、会話に欠かせない重要慣用表現を覚え、会話の自然な流れをつかむ練習を積んでおこう。

語句整序問題の練習を

語句整序問題は、まずは動詞を中心に文構造を押さえ、それに形容詞や副詞の修飾語・句・節を適切な場所に付加して英文を構成する。特に句や節の構造を正確に組み立てる必要があるので、不定詞、動名詞、分詞、接続詞、関係詞、さらに頻出の比較の構文を語句整序問題で徹底的に練習しておこう。その際、記号ではなく、全文を英語で書き、解答文を音読し、英文に慣れよう。中部大学の過去問だけでなく、センター試験の過去問もこなし、和文のない語句整序問題に慣れておこう。