河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

現代文

※前年度入試の学習アドバイスです。今年度情報は9月下旬より順次更新いたします。

2017年度入試の問題分析

国語は現代文のみが課され、評論と随筆もしくは小説の2題と知識問題が1題出題されている。

第一問と第二問は分量・難易度とも標準的な文章で、設問は漢字問題も含め、すべて選択肢形式である。第三問は漢字・語句・文学史などの知識問題が出題されており、前期試験A方式・B方式は選択式、記述式双方から出題されている。設問数は第一問と第二問の両者を合わせて30問程度となっている。やや多く感じるが、空欄補充問題、漢字・語句の意味や口語文法、修辞法などの知識問題が多く、本文の内容自体を問うものは多くない。

第三問の知識問題は6問程度で、熟語・慣用句や口語文法、文学史、修辞法などの知識を問う問題が出題されており、一部にやや難しいものもある。

全体的には標準レベルの出題で難問・奇問の類はなく、論理的な読解力の基礎が身についていれば心配ないだろう。一方で語句の意味や用法などの知識問題が重視されている。

2018年度入試対策・学習アドバイス

論理的な読解力を身につけよう

指示語や接続語に注意を払い、同一関係、対比関係などをしっかりと捉えて、文章全体の内容を論理的に把握する力を身につけておきたい。

それほど難解な文章が出題されるわけではないので、標準的な難易度の私立大学型の問題集で、様々なジャンルの文章や設問形式に慣れておくとよい。特に空欄補充問題が多く出題されるので、しっかり練習をしておこう。内容に関わる設問は、傍線部前後の内容を根拠に解答できるものが多く、それほど難解なものではない。文脈を正しくたどり、内容がしっかり読み取れるようになれば大丈夫だろう。

漢字・慣用句・熟語の知識を身につけよう

漢字問題はほとんどが選択式ではあるが多く出題されている。一部難度の高いものがあるが、あくまでも標準レベルの漢字の出題がメインであるから、それらを取りこぼさないように標準的な漢字問題集などで繰り返し練習しておこう。また漢字練習では、ただ文字を暗記するのではなく、文字自体の意味・用法なども合わせて覚えておきたい。また、慣用句や熟語、類義語・対義語なども出題されているので、これも標準的な問題集を使って繰り返し解き、しっかり身につけておきたい。

国語知識を身につけよう

語句の知識を問う設問が多く出題され、また様々な角度から問われるので、しっかりとした知識を身につけておきたい。問題集や参考書を用いた学習だけでなく、普段文章を読んでいて曖昧な言葉があれば必ず辞書で確認する習慣をつけよう。また熟語や慣用句などが空欄補充問題の選択肢となることも多いので、単なる意味の暗記ではなく、どのような文脈で使われるかということも意識しながら覚えていこう。

文学史も頻繁に出題されており、比較的近年の文学者についても問われることがある。問題集を使った練習だけでなく、便覧などを普段から見る習慣をつけておこう。

2017年度の第三問では一般的な漢字の読み書きのほかに傍線部と同じ漢字を問う問題、単語の品詞を問う問題、同じ単語の識別を問う問題、述べられた意味を表す語句を問う問題、文学史などの出題があった。漢字、語句、口語文法、文学史の基本的な知識についてしっかり身につけておきたい。