河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

2018年度入試の問題分析

2018年度一般入学者選抜試験I期について述べる。第I問は長文読解問題で、小問5問から構成されており、内訳は語句空所補充問題が3問、そして、本文の内容を理解しているかどうかを問う問題が2問である。第II問も長文読解問題で、小問5問から構成されており、内訳は語句空所補充問題が2問、本文の内容を理解しているかどうかを問う問題が3問である。第III問は文中の空所に、語句を並べ替えて入れる整序英作文問題(日本語なし)である。合計10問出題され、並べ替える語数は5語である。第IV問は文法・語法・語彙(ごい)問題で、合計10問出題されている。全体的に、基本的な知識と読解力を問う問題が出題されている。

2019年度入試対策・学習アドバイス

長文は速く正確に、大まかな意味をつかむ練習をしよう

第I問、第II問の長文読解問題は基本的な単語が使われた標準的なものであり、細かいところにこだわらずに、大意を速く確実につかむ力が求められる。そこで、まず基本的な単語集を1冊繰り返し、定着を図るべきである。それと並行して、基本的な長文問題集で設問の根拠をつかむ練習、大意をつかむ練習を繰り返し行うのが効果的である。基本的な問題が出題されるとはいえ、長文読解問題を解き慣れていないと時間切れになってしまうことも考えられるので、日頃から時間を計って問題を解いておこう。なお、選択肢が日本語なので、それが本文を読み解くうえでヒントになることもあり、本文中に難しい表現があっても諦めない姿勢を身につけたい。

整序英作文は主語と動詞を意識しよう

次に第III問の対策について。日本語がないためやや難しくなっているが、完成文はいずれも基本的な構文や動詞の語法、慣用表現を含むものばかりである。日頃から基本表現を覚えるとともに主語と動詞を決定する演習をしておくとよい。例えば、2018年度の問題ではThe trainを主語にして動詞をisにするかarriveにするかの選択を迫られる問題が出題されている。The trainは3人称単数の名詞であり、現在形だと一般動詞にはsがつく(3単現のs)ことから、arriveではなく、isを選ぶことになる。こういう思考が本番でできるよう演習をしておきたい。演習の素材としては市販の整序英作文問題集や、センター試験の過去問も傾向が似ていることから積極的に活用するとよい。

文法・語法問題は基本を確実に

第IV問の文法・語法・語彙(ごい)問題について。文法・語法問題はかなり基本的な問題が出題されている。ただし、知識が少しでもあやふやだと失点しかねないので、全文法分野の基本的問題を広く扱っている市販の薄い問題集を繰り返し解いて、知識の精度を上げていく必要がある。語法については市販の問題集などにまとめられている表などをうまく利用すれば効率的に覚えられるであろう。

単語・熟語は早めに覚えよう

また、語彙(ごい)問題については基本的な熟語が多く出題されている。熟語があまり得意でないという受験生は、熟語帳を1冊、繰り返し学習することで対策できるだろう。熟語の勉強は後回しになりがちであるが、長文読解をするうえでも熟語の知識があると有利なので、なるべく早く熟語の暗記を始めたい。全体的に基本的なレベルの基本的な問題が出題されている。単語・熟語を覚え、長文問題集、文法問題集を繰り返し解くという地道な学習が合格への近道である。