河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

2019年度入試の問題分析

2月6日実施のA方式、B方式は語彙(ごい)問題、文法・語法問題、会話文、長文問題から成り立っている。長文問題で難しい問いもあるが、多くは基本的な語彙(ごい)力、文法力、長文読解力があれば対処できる問題である。大問Iは語彙(ごい)問題であるが、語定義が書いてあり単語を選ぶもの、単語が書いてあり語定義を選ぶものの両タイプの問題が全部で6問出されている。大問IIが文法・語法で14問、大問IIIが1ページもある会話文で、それについてのパラフレーズ問題(下線部の意味に近いものを選ぶ)、内容一致が9問出されている。大問IVは2ページにわたる長文が出されている。空所補充、整序問題、パラフレーズ問題と設問は多岐にわたるが、メインは段落ごとの内容一致や話の細部の意味がきちんと取れているかを問う問題であると思われる。入試問題全体を通して見ると、語彙(ごい)力、文法力、会話文を把握する力、長文読解力など広く英語力を問われるバランスのよい問題構成であり、受験生の英語力が正しく反映される問題である。設問の難易度は易~やや難まで混在しているが、平均すればやや易~標準である。2018年度までとの大きな変化としては、大問としての整序問題5問がまったくなくなった点だ。その代わり文法問題が増え、長文中に1問整序問題が出されていた。発音・アクセント問題も姿を消した。

2020年度入試対策・学習アドバイス

易しめの長文をたくさん読もう

長文は2ページにわたる、抽象度の高くない説明文またはエッセイである。センター試験の長文のようにはじめから段落番号が打ってあり、いかにもパラグラフを意識させられる長文である。実際パラグラフに関する内容一致が5問も出されている。「木を見て森を見ず」の読み方にならぬよう全体の流れと、段落ごとの大意をつかみながら読んでいくことが大切である。対策としては、易しめ~標準レベルの長文をたくさん読んでほしい。読解力を強化するためには、とにかく内容を追って読んでいくことが大切である。一文ずつゆっくり読むのではなく、あまり辞書を使わずに何度も読む訓練をしてほしい。その際に段落ごとに要旨をつかむパラグラフリーディングを心がけたい。センター試験の第6問の過去問もよい練習になる。また論説文ばかりでなく、小説、エッセイなどいろいろなジャンルを読んでほしい。

長めの会話文をたくさん読もう

数行の会話問題ではなく1ページもある会話文なので、正しく流れを追って読んでいけるかがポイントになる。会話表現でよく出される表現や受け答えを勉強することはもちろんやるべきだが、ある程度の長さの会話文をたくさん読んでおきたい。愛知淑徳大学の過去問だけでなく、問題集や他大学の過去問も利用して勉強するとよい。

語彙(ごい)、文法・語法対策はぬかりなく

文法問題は、すべてのジャンルをぬかりなく勉強しよう。関係詞や仮定法などの大事だと思われるものだけやっておこうという考えではいけない。接続詞や副詞、代名詞といった文法分野からも出題されている。文法は一通りやればやっただけ得点源となるだろう。2018年度までの10問が14問へと出題数も増えている。レベル的には、高校の教科書での基本文法を徹底しておけば、合格点はクリアできる。語定義は、受験生として必須の単語が習得できていれば大丈夫だと思われる。