河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

現代文

2018年度入試の問題分析

2月1日実施のA方式、B方式の国語は計3題で、現代文1題(第一問)、古文1題(第二問)が必須で、残り1題を漢文(第三問)、現代文(第四問)のいずれかから1題を選択する。

第一問は、外国人作者が俳句や和歌における日本語の音の響きの素晴らしさを賞賛した文章の翻訳文が、第四問は、泉鏡花の作品における非現実的な世界の描写について論じている文章が問題文として用いられている。

設問は全問マークシート方式である。設問数は第一問が11問、第四問は10問。これまでと同じく、漢字、空欄補充、語彙(ごい)、欠文補充、内容把握といった私立大学の標準的な設問に加え、2018年度は文学史の設問が出題された。

試験時間は60分。問題の難易度と分量を考えると時間的な余裕はあまりないと考えた方がよいだろう。

2019年度入試対策・学習アドバイス

確かな読解力を身につけよう

文章の難易度は標準的だが、丁寧に読まなければ筆者の主張を理解できない文章が問題文に用いられている。設問は、難度の高い問いがいくつか見られるものの、多くは標準的なレベルである。いずれにしても、大学入試としてはオーソドックスな問題であり、通常の問題集で勉強していれば十分に対応できるはずである。

しかし、そこで重要なのは、問題集に取り組む態度である。問題集に取り組む際には、ただ問題を解けばいいという態度ではなく、文章の意味とそれを通して述べられている筆者の主張を丁寧に捉えながら問題文を読み、問題文で理解した内容を踏まえて、設問が何を聞こうとしているのかを的確に捉え、選択肢をきっちりと検討していくという態度で問題を解くように心がけておくべきである。

また、問題を解いて答え合わせをしてそれで終わり、という程度の勉強では高い読解力を身につけることは困難である。確かな読解力を身につけるためには、問題を解く作業だけにとどまるのではなく、問題集の解説を読むことを通して、どういうところに注目すれば文章の意味や筆者の主張が正確に把握できるのか、どのように設問を捉えれば正解を的確に選ぶことができるのかを意識しながら勉強することが不可欠である。

知識問題は確実に得点しよう

一般的な私立大学入試同様、愛知淑徳大学でも、言葉の意味を問う問題や漢字問題が出題されている。

言葉の意味については、本文や選択肢で使われている言葉の意味を常に考えながら問題を解く習慣をつけておけばいいだろう。

また、漢字については、大学入試向けの問題集を手に入れ、しっかりやっておこう。

入試問題に慣れておこう

60分という試験時間で、大問3題を解かなければならないことを考えると、問題を解くスピードについてもある程度意識しておく必要がある。第一問も第四問も、設問数が多いだけでなく、難度の高い設問も設定されている。そのような設問に時間を取られると、解ける問題を解く時間まで奪われてしまうことになり、得点を伸ばすことができなくなってしまう。したがって、過去問を実際に解くことで、試験時間内に大問3題を解くためのペース配分を確認しておこう。