河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

2018年度入試の問題分析

1月27日(A方式1日目)の問題について述べる。全体が5題から構成されている。第1問は長文読解問題である。内訳は、空所単語補充問題が6問、文章中に下線の付された単語の意味を選ぶ問題が6問、文章中の単語と最も強く発音する部分が同じものを含むものを選ぶ問題が3問、比較的短めの和訳問題が3問、内容一致正誤問題が1問(5選択肢)である。第2問は1文の一部を並べ替える語句整序問題(5問)と1文の空所に適切な1語を入れる問題(3問)である。整序問題で並べ替える語句の個数は6個であり、日本語訳がある。空所補充問題は空所が各文に2ヵ所ある。第3問は文法・語法の4択問題で、5問出題されている。第4問は1文のなかで下線を付した語の意味と最も近いものを選ぶいわゆるパラフレーズの4択問題で、5問出題されている。第5問は比較的長めの会話問題であり、空所に適切な台詞を入れるものである。空所は6ヵ所であり、選択肢はまとめて最後に6つ記載されている。

2019年度入試対策・学習アドバイス

読解問題は単語・熟語を確実に

読解問題は、単語の意味や熟語を知っていれば解ける問題が多い。そこで、まず単語・熟語の知識を確実にしよう。また、内容一致問題については選択肢と本文を照らし合わせる力が必要となる。市販の長文問題集などで繰り返し選択肢の根拠をつかむ訓練をしておこう。

整序問題は“カタマリ”を意識しよう

第2問の語句整序問題は、句や節といった“カタマリ”をつくりながら、文を自分で組み立てられるかが問われている。たとえば、2018年度はいわゆるso…that~の構文が出題されている。この手の問題は、頭でわかっていても、実際に手を動かして文を書いたことがないと時間がかかってしまうものである。対策としては、市販の問題集やセンター試験の過去問を素材に、語句を並べ替える練習をするとよい。練習の際は実際に文を書いてみて、句や節といった“カタマリ”を意識することが大切である。

文法・語法は基本を確実に

第3問の文法・語法問題は、全体として標準的なレベルである。誤りの選択肢についてはなぜ誤りなのかを意識しながら、市販の文法・語法問題集を繰り返し解くとよい。

言い換えの表現を押さえよう

第4問の単語・熟語問題は、ある単語や熟語を同じ意味を持つ単語や熟語で言い換えるものである。例えば、put up withをendureで言い換えるものなどが出題されている。単語帳や熟語帳で勉強するときは、このような同意表現を意識するとよい。また辞書を引いているとこのような同意表現を目にすることになるが、知らないものがあればその都度チェックしておきたい。言い換え表現を知っておくと、英文読解においてもスムーズに文章が読めるため、おすすめである。

会話問題は「会話のポイント」をつかもう

会話問題は、使われている語彙(ごい)こそ標準的なレベルではあるものの、よく読まずに解くと一気に複数問間違ってしまう可能性のある問題が出されている。対策としては、「会話のポイント」、つまり、①どこで行われている会話か(例:レストランなど)②会話をしている人がどのような関係にあるのか(例:友人関係など)③何についての会話かを的確につかめるようになることが何より重要である。過去問を手に入れ、「会話のポイント」をつかむ練習をするとよい。