河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語(看護学部)

※前年度入試の学習アドバイスです。今年度情報は9月下旬より順次更新いたします。

2018年度入試の問題分析

全体は記述式の設問からなる大問3題構成である。第1問は約400ワード、3つのパラグラフからなる本格的な長文読解問題。難しい構文などは見あたらないものの、例年どおり英文内容は健康、医療などに関する題材からの出題である。設問数は6つで、内容的には、単語および指示内容に関する選択問題、語句整序問題、適語選択問題、内容一致問題からなる。各設問に難解なものはなく、難易度は標準的である。迅速に解答を導くにはある程度の語彙(ごい)力が必要である。しかし、「鼻汁」「涙管」「飛沫」など、市販の英単語集では扱われないレベルの語彙(ごい)については、脚注がつけられているので心配する必要はない。第2問は語句整序による英語表現に関する問題である。設問数は4つで、日本語が与えられており、難易度は基礎レベル。英文を構成する熟語、イディオム、構文など総合的な英文構成力を試す良問である。第3問は文法・語法に関する標準的な4択問題で設問数は4つ。難易度は基礎力を問うレベルであり、どの設問も受験問題集の頻出問題に相当する良問である。

2018年度入試対策・学習アドバイス

英文読解力と英語表現力を高めよう

①長文読解ではパラグラフに注目。

大別すれば、読解の方法には「精読」と「速読」があるといっても過言ではない。英文構造などの把握には「精読」が必要で、毎日の学習で意識してこそ身につくものであり、試験当日に発揮できるようにしておくべき技術である。一方、限られた試験時間では、「速読」に重点を置いて、時間の節約をしたいものである。実際の入試ではこの2つの読み方を互いに連動させることが大切であるものの、いずれも試験当日までに身についているかが重要である。さて、それでは試験当日の読解ポイントは何か?基本的にはパラグラフリーディングである。誰でも全文を最初から最後まで一気に読もうと考えるものだが、脚注の英単語それ自体が難解であれば、意味不明の箇所も多くなるのは必然である。こんなときは、部分的には少し意味内容がぼやけていても、全体的に見てひとつの段落に書かれている概観を感じ取るのが得策である。要するに、段落ごとに大意をとるのがよい。試験時間にもよるが、段落ごとの大意がとれたら再び最初から最後まで通して読んで全体像をつかむことができればベストである。

②整序英作では頻出構文に注目。

一般的に整序英作問題では、与えられた日本文をいくつかのグループに細分し、そのグループ単位で選択肢のなかから英語をつくり、それらを英文構造へとまとめ上げていくことが正答への道である。そうすれば、曖昧な部分は保留しても、選択語句が狭くなるなかでおよその解決を得ることができる。また、特に空所補充が連続する整序問題では、接続関係の発見が正答に結びつくものが多い。日本文を注意深く読み、相関語句(so~that~cannotなどの頻出構文など)、準動詞関連の表現(be used to doingなどの慣用表現)、前置詞絡みの関係詞表現(in whichなど)をあらかじめ想定して設問に取り組むのは得策である。もっとも、与えられた日本語があまりに流暢な場合、日本語は参考程度にして、英語の頻出表現を念頭に(例えば、選択肢にtakeとgrantedがあれば、take it for grantedthatを想定すべきであろう)英語発想に切り替えたいものである。