河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

2018年度入試の問題分析

前期試験Aは例年どおり、大問4題のうち、I~IIIはマークシート方式、IVのみ記述方式。Iは2017年度まではすべて4択問題形式だったが、2018年度は問題形式に少々変化が見られた。文法語法の4択問題が10問、語彙(ごい)・熟語について同意語句の4択問題が3問、さらに文法語法について正誤問題が2問出題された。基本的な文法・語法問題や熟語が問われる。II~IVでは問題形式に変化はない。IIは会話長文で、空所補充、指示語明示、内容一致問題が合わせて6問。内容は日常的なものである。空所補充では、会話の流れに合うよう空所を補充することが求められ、本文の内容に一致するものを選ぶ問題も出題されるので、会話の流れを慎重に読む必要がある。IIIは300語程度の長文読解問題で、設問数は6問。内容・語彙(ごい)ともに易しめ。IVは短めの和文英訳が2問と、日本語で書かれた文と同じ意味になるよう、英文の空所に1語入れる問題が5問。

2019年度入試対策・学習アドバイス

文法・熟語・構文を確実に

文法・語法問題は、基本的なものばかりで、高得点を取りやすいが、しっかり文法・語法を勉強した人としなかった人とで差がつく。文法・構文問題集を利用して同じ問題を最低3回は演習するなどして、1冊を丁寧にこなし、全分野をしっかりと習得しておくべきだろう。熟語についても熟語集を1冊しっかりと頭に入れておきたい。

会話の流れをつかもう

会話問題は、平易な会話文ではあるが、状況を把握し、流れを理解して会話を完成しなければならない。また、指示語を明示する問題も出題されるため、代名詞の用法を習得しておくとよいだろう。さらに、会話でよく見られる省略の表現についても、普段から気を付けておくとよい。会話文完成問題集やセンター試験で出題される会話文問題をたくさん解き、学習するのが効果的。

長文は細部から全体像まで

長文も、内容・語彙(ごい)レベルともに標準的だが、文構造を把握しつつ内容を正確に、かつ迅速に読み進める必要がある。英文中の空所に適語を補充する問題では、空所を含む文そのものの意味およびその文と前後の文との関係を正確に把握するという、細部を読み解く力が要求される。さらに、英文を本文中のどこに入れると文意が通るかを考える問題も出題されるため、各段落全体のトピックをつかむことも大切である。内容一致問題も出題されるため、パラフレーズ(言い換え表現)に注意しながらキーワードを見極め、設問の対応箇所を特定し、正確に答えを導き出す練習を。基本的な長文演習をしっかりこなしておこう。

英作文と空所補充で差をつけよう

英作文は基本的な表現を問う問題が多いので、易しめの英作文問題集を1冊仕上げておこう。語句整序問題集を利用するのも効果的。その際、記号ではなく、全文を英語で書いて解答文を音読し、英文に慣れよう。基本的な動詞の語法と時制を正確に書く力を確実に身につけ、英作文で出題されることの多い基本の表現を迷わず自分で書けるようになっておく必要がある。愛知学院大学の過去問に多くあたり、和文英訳に慣れておこう。空所補充問題も平易ではあるが、スピーディーに入れるべき適切な語が頭に浮かぶよう訓練しておこう。頻出の文法・構文問題集を繰り返し演習しておきたい。