河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

2017年度入試の問題分析

前期試験Aは例年どおり、大問4題のうち、I~IIIはマークシート方式、IVのみ記述式。Iは空所補充形式の文法・語法問題と語彙(ごい)問題で、設問数は15。基本的な文法事項の理解を問うものや、文意に合う名詞、動詞を選ばせるものといった一般的な内容となっている。IIは会話文で設問数は6。内容は日常的、表現も平易で、会話文としては標準的な長さだが、普段から会話形式の問題に接していないと戸惑うかもしれない。また、本文と内容が一致するものを選ぶ問題が出されるので、会話全体の流れを把握することが必要となる。IIIは300語程度の長文問題で、設問数6。これも内容、語彙(ごい)ともに難度は高くない。形式は空所補充や内容一致など典型的なものばかり。IVは短めの和文英訳が2問と、日本語で書かれた文と同じ意味になるよう、英文の空所に1語入れる問題が5問。いずれも標準的で、基本表現の理解が問われる。

2018年度入試対策・学習アドバイス

確実な文法理解と正確な知識を

文法・語法問題では、問われている文法は基本的なものばかりなので、正確に理解している人といない人との差がつきやすい。標準的な問題集を丁寧にこなし、文法事項を一つひとつ確実に理解していくことが大切である。紛らわしい単語の識別や熟語の知識も問われるが、いずれも難度の高いものではない。基本単熟語の正確な暗記が求められる。

慣れが問われる会話問題

会話問題は慣れが求められるが、長くもなく、レベルは平易である。基本的な会話表現を身につけられているか、会話形式の問題を十分こなしてきたか、が出来を左右する。普段からセンター試験の会話問題などで訓練しておくと効果的だろう。

長文は「読めればいい」ではない

長文も、内容、語彙(ごい)レベルとも標準的だが、細部をしっかり読まないと解けない設問も散見される。基本的な語彙(ごい)力を強化し、文構造を正確に把握できるようになることも非常に重要だが、特に長文の内容一致問題では、根拠がどこにあるのかをしっかり確認しながら解くなど、日頃から正答を確実に得るプロセスを意識すること。何となく書いてあった気がするから、といった解き方では、安定した正答率は期待できない。難度の高い問題集には手を出さず、基本レベルの長文問題集を丁寧にこなすとよい対策になる。また、時間内にすべての問題を解くことが難しい分量ではないが、ある程度速読する力もつけておかなければ、十分に考えて解答できない。読む速度を上げるためには、復習の際に同じ長文を何度も音読するようにするとよい。

軽視してはならない英作文

英作文は基本表現をそのまま問う問題が大半なので、易しめの英作文問題集か構文集を1冊仕上げ、基本表現や構文を確実にしておくとよい。ただし、言い回しや構文を単に覚えようとするだけでは十分な対策とはならない。英作文は自分で英文を書き、それがどう間違ったのか、どう書くのがより良いのか、といったことを考えながら進めていかないと、定着も悪いし、ミスもなくならない。丁寧な英作文対策もおこたるべきではないだろう。全体に、ここ数年形式や難易度の変化が見られないので、前記のような対策をしっかりした後、愛知学院大学の過去問をやり込むとよい。