河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

現代文

2017年度入試の問題分析

国語は現代文が2題出題されている。設問は全問マークシート方式。試験時間は60分である。

問題文は2題とも評論文。いずれもエッセーのような軽い文章ではなく、特に第一問は学問的な内容の本格的な評論文が出題されている。

設問は、漢字、語彙(ごい)、空欄補充、欠文挿入、内容把握に関する問題といったオーソドックスな私立大学型の設問が出題されている。

設問数は17問、マーク数は27~32ヵ所。設問数、マーク数はともにセンター試験より多い。とはいえ、問題文の長さがセンター試験よりも短いうえに、漢字や語句の意味などの知識問題がセンター試験より多い。したがって、試験時間も考慮すれば、センター試験よりも取り組みやすい問題だといえるし、時間に追われる心配も少ないと思われる。

2018年度入試対策・学習アドバイス

知識問題対策は抜かりなく

いずれの入試でも知識問題の配点が30%前後を占めている。したがって、知識問題である程度の点を獲得できるようにしておきたい。

まず、漢字については大学入試向けの漢字の問題集を用いて勉強すればよい。漢字は一冊を一通りやるだけで覚えられるものではないので、繰り返し練習することが大切である。漢字は名古屋学芸大学に限らず、ほとんどの私立大学で出題され、しかも名古屋学芸大学と同じく、配点比率は決して低くない。したがって、私立大学入試を考える以上、漢字の学習をおろそかにしてはいけない。

語句の意味については、ただ言葉の意味を暗記するという学習は非効率であるし、実用的とはいえない。大切なのは、文章のなかで意味を把握できることである。したがって、問題演習の際に、そこで使われている言葉がどういう意味かを考えながら(場合によっては、辞書でその意味を確かめながら)、問題文を読むようにすれば、語彙(ごい)力は身についていくだろう。

内容把握問題は基本に忠実に

内容把握の設問はオーソドックスなもので、文章内容をしっかりと聞いてくる設問が中心である。したがって、特殊な学習をする必要などなく、文章内容を正確に理解し、設問で問われていることに対して的確に答えるというあたりまえのことができるようになればよい。

具体的な学習法としては、標準的な現代文の問題集を用いて問題演習をすることをおすすめする。ただし、そこで重要なのは、問題演習をする際の態度である。適当に文章を読み、適当に選択肢にマークするといった勉強では、実力がつかないことはいうまでもない。そのようなおざなりなやり方ではなく、文章では、筆者の言おうとしていることをしっかりと考えながら読み、設問では、出題者が聞いていることを明らかにし、正解に必要な内容をきっちりと把握したうえで選択肢を見ていくという、基本に忠実な態度で、丁寧に問題を解くことを心がけておくべきである。さらに、過去に名古屋学芸大学で出題された問題の演習を通して、実際の入試の雰囲気にも慣れておこう。問題分析のところでも述べたが、時間的余裕があるとはいえ、実際に出題された問題にあたることで、ペース配分などを確認しておいた方がいいだろう。