河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

数学I・A

※前年度入試の学習アドバイスです。今年度情報は9月下旬より順次更新いたします。

2017年度入試の問題分析

出題形式は大問が5題で、解答形式はいずれの問題も解答欄に答えのみを記入する空所補充形式である。大問Iは小問集合で4問出題された。内容は「因数分解をする問題、式の値を求める問題、因数分解をして自然数解を求める問題、方程式の解からaの値を求める問題」であった。大問IIは小問2問からなり、内容は「対称移動した後に平行移動した放物線を求める問題、2つの放物線が共有点をもつ条件を求める問題」であった。大問IIIは小問4問からなり、内容は「辺の長さと角の条件から辺の長さや三角形の面積を求める問題、角の二等分線の長さを求める問題、内接円の半径を求める問題」であった。大問IVは小問3問からなり、内容は「3個のサイコロを同時に振り、出た目を掛け合わせた数について、偶数や4の倍数になる確率、100より大きくなる確率を求める問題」であった。大問Vは小問4問からなり、内容は「11個のデータから最頻値、中央値、第1四分位数、平均値を求める問題」であった。問題の難易度は基本~標準レベルまでであるが、具体的に数える問題などもあり、思考力を試す問題も出題されている。

2018年度入試対策・学習アドバイス

典型問題を解けるようにしよう

まずは、教科書をしっかりと理解し、教科書傍用問題集を解いて基本事項の定着を図ろう。わからないところがあれば、先生に積極的に質問して疑問点を解決しておこう。

その後、教科書にある章末問題などを利用して、きちんと基本事項が身についているかを確認するとよいだろう。時間に余裕があるならば、入試標準レベルの問題集を1冊解いて、さらなる問題演習を積んでおくとよい。

また、聖隷クリストファー大学の入試問題は数学I・Aのほぼすべての分野から出題されているため、苦手な分野があると大問1題すべて解けないことも出てきてしまう。苦手な分野がある人は、十分な時間を取り、まんべんなく数学の力をつけておこう。

問題を解くときには紙やノートなどに解答を書くと、どこで間違えたかが気づきやすいので、必ずノートなどに問題を解いて、間違えた問題は同じ間違いをしないようにしよう。

過去問を解いておこう

典型問題が解けるようになったら、聖隷クリストファー大学の過去問を解いてみよう。同じ問題は出題されていないが、同じ分野は何度も出題されている。過去問を解くことで、聖隷クリストファー大学の出題傾向や難易度に慣れることができるので、受験する前には必ず過去問を解いておこう。聖隷クリストファー大学では、2次関数、三角比、データの分析、確率がよく出題されている。また、数学Aの出題範囲は、場合の数と確率、整数の性質となっており、図形の性質は出題範囲となっていないので気をつけよう。

計算力をつけよう

答えのみを記入する解答形式であるから、考え方が正しくても計算ミスなどのケアレスミスをしてしまうと、得点につながらない。また、聖隷クリストファー大学の問題は計算が複雑になることがあるので、日頃から計算に意識を向けておこう。例えば問題を解くときに、楽に計算ができないか、工夫して計算できないかを考えて計算していくようにしよう。もし複雑な値が出てきたときも、すぐに諦めるのではなく、最後まで問題を解き切るようにしよう。それだけでも計算力を鍛える練習にもなる。ただし、正しい解答を必ず確認しておこう。