河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

数学I・A

2019年度入試の問題分析

出題形式は大問が4題で、解答形式はいずれの問題も解答欄に答えのみを記入する空所補充形式である。大問Iは小問集合で3問出題された。内容は「因数分解をする問題、絶対値を含む不等式を解く問題、式の値を求める問題」であった。大問IIの出題分野は2次関数であり、小問3問からなっている。 内容は「放物線を原点に関して対称移動させる問題、絶対不等式の問題、解の配置の問題」であった。大問IIIの出題分野は三角比であり、小問4問からなっている。内容は「三角形の面積の公式と余弦定理を利用して辺の長さを求める問題」であった。大問IVの出題分野はデータの分析であり、小問4問からなっている。内容は「与えられたデータから、最頻値、平均値、分散、標準偏差を求める問題」であった。 2017年度は大問5題、2018年度は大問4題、2019年度は大問4題の出題であったから、この分量の傾向が続くと思われる。 問題の難易度は基本~標準レベルまでのものがほとんどであるが、思考力が必要な問題も出題されることがある。

2020年度入試対策・学習アドバイス

典型問題を解けるようにしよう

まずは教科書をしっかりと理解し、教科書の例題や教科書傍用問題集を解いて基本事項の定着を図ろう。そのときに疑問点があれば先生に質問して解決しておこう。 その後、教科書にある章末問題などを利用して、きちんと基本事項が身についているかを確認するとよいだろう。入試までに時間の余裕があるならば、入試対策の問題集で基本~標準レベルのものを1冊解くとよい。 2019年度の聖隷クリストファー大学の入試では確率が出題されなかったが、過去に出題されているので、きちんと対策をしておくとよい。 また、苦手な分野があると大問1題すべて解けない可能性が出てきてしまうので、苦手な分野がある人は十分な時間を取り、きちんと対策しておこう。

過去の入試問題を解いておこう

教科書の内容が定着して、典型問題が解けるようになったら、聖隷クリストファー大学の過去の入試問題を、時間を計って解いてみよう。まったく同じ問題は出題されていないが、似たような問題や同じ分野の問題は何度も出題されている。過去の入試問題を解くことで、聖隷クリストファー大学の出題傾向や難易度、分量を知ることができるので、受験する前に必ず過去の入試問題を解いておこう。特に2次関数、三角比、確率がよく出題されている。また、数学Aの出題範囲は、場合の数と確率、整数の性質となっており、図形の性質は出題範囲となっていないので気をつけよう。

計算力をつけよう

数値のみを記入する解答形式であるから、考え方が正しくても計算ミスなどのケアレスミスをしてしまうと、得点につながらない。また、聖隷クリストファー大学の問題は計算が複雑になることがあるので、ミスなく計算ができるように練習しておこう。例えば複雑な計算を行うとき、楽に計算できないか、工夫して計算できないかを一度考えてみよう。計算が複雑になる場合、すぐに諦めるのではなく、最後まで計算をやり切るようにしよう。それだけでも計算力を鍛える練習になる。ただし、正しい解答も必ず確認しておこう。