河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

2017年度入試の問題分析

一般入試B日程(2月10日入試)について述べる。全体で大問6題から構成されている。第I問は長文読解問題で、英語のリード文に続けて本文の内容に合うものを選ぶ問題が5問、本文中に引かれた下線部の意味を選ぶ問題が3問、本文の内容にふさわしいタイトルを選ぶ問題が1問出題されている。第II問も長文読解問題であり、英語のリード文に続けて本文の内容に合うものを選ぶ問題が4問出題されている。第III問では長文中の空所(4ヵ所)に適切な文を入れる問題が出題されている。第IV問は文法・語法・語彙(ごい)について問う四択問題で、13問出題されている。第V問は英文の一部が空所になっており、5語を並べ替えて文を完成させる整序英作文問題であり、5問出題されている。第VI問は比較的長めの会話文であり、空所に適切な発話を入れる問題が5問出題されている。総じてレベルは標準的である。

2018年度入試対策・学習アドバイス

長文読解は時間を測って本格的に対策を

まず、第I問~第III問の長文読解問題について。標準的なレベルの出題ではあるが、分量が多めであり、正確に文の意味が取れていないと正解を導くことは難しい。また問題の種類も様々であり、総合的な長文読解問題集を使って、時間内に正解を出す訓練を繰り返す必要があろう。なお、比較的難しい単語には語注がついているが、本文中に語注があることを示す記号などは一切書かれていないので、文章を読む前にあらかじめ目を通しておくなどして、時間のロスを避けたい。また、日頃からわからない単語があっても、一度周りの文脈から推測してみる習慣を身につけておくことも大切である。

語法をまとめよう

次に、第IV問の文法・語法・語彙(ごい)問題について。あやふやな知識では太刀打ちできない。持っている文法・語法問題集を何度も繰り返し、完璧に解けるようにするのが理想である。語法についてはbe accustomed to Ving「~するのに慣れている」のような基本的な問題が出題されている。この手の動詞の語法問題が苦手な受験生は、文法問題集や参考書に載っている、同じ形をとる動詞の表を参考にまとめていくと効率的に対策ができる。

第V問の整序問題は日本語訳が書かれているため、とっつきやすいものとなっているが、大きく分けると[1]文をつくる力を見る問題と[2]慣用表現や熟語の知識を問う問題とが出題されている。[1]については、演習量を増やすことで解き慣れることができるため、センター試験第2問の過去問などを大量にこなすのが効果的である。一方、[2]の問題については表現を知らないと相当解きにくいので、対策としては文法問題集や薄い熟語集でまずは知識を入れるべきである。

会話文はよく読もう

第VI問は比較的長めの会話文が出題されている。まずどこで行われている会話かをつかむことが大切である。問題のレベル自体は標準的であるが、やや難しい選択肢も混じっている。しかし、やや難しい選択肢の意味がわからなくてもほかの基本的な選択肢の意味がわかれば消去法で解けるはずである。全体的に見ると、標準的なレベルの問題が出題されている。長文読解、文法・語法、語彙(ごい)をバランスよく身につける学習が合格の鍵となる。