河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

現代文

※前年度入試の学習アドバイスです。今年度情報は9月下旬より順次更新いたします。

2017年度入試の問題分析

現代文は評論・小説・随筆などから2題が出題されている。

第1問は小説あるいは随筆が出題されており、選択式を中心に一部記述式(漢字、抜き出しなど)を含む。出典は近代から現代まで幅広い時代から採用されている。第2問は評論もしくは随筆からの出題で、設問は選択式を中心に一部記述式(漢字、抜き出し、空欄補充など)も含む。第1問・第2問とも文章の難易度は標準的であり、それほど読みづらいものではない。設問数は両者を合わせて20問程度となっているが、知識問題をそれぞれ数問ずつ含むので、標準的な分量といえる。設問の種類は傍線部説明問題・空欄補充問題・抜き出し問題などオーソドックスな読解問題に加え、漢字・語句の意味や口語文法、文学史などの知識問題も出題されている。全体としての難易度は標準的なものなので、基本的な読解力が身についていれば心配ないだろう。一方で語句の意味や用法、文法、文学史などの知識問題も重視されている。

2018年度入試対策・学習アドバイス

基本的な読解力を身につけよう

それほど難解な文章が出題されるわけではないので、様々なジャンルの文章に慣れ、基本的で確実な読解力を身につけておこう。

標準的な難易度の私立大学型の問題集で、様々な設問形式に慣れておきたい。本文読解時には指示語や接続語に注意を払いつつ、同一関係、対比関係などをしっかりと捉え、文章全体の内容を論理的に把握する力を身につけていこう。メインとなる傍線部説明問題、空欄補充問題、抜き出し問題は傍線部前後の文脈をしっかりたどることで解答できるものが多く、標準的な難易度である。また、2017年度はなかったが、記述式の傍線部説明問題(20字程度)が出題されることもある。傍線部の内容を簡潔に説明できる力をつけておきたい。

漢字・語句の知識を身につけよう

漢字は記述式を中心に出題されており、書き取り、読みの両方が問われる。一部難度の高いものもあるが、標準的な頻出漢字の出題が多いので、漢字問題集などで繰り返し練習しておこう。特に記述式の解答では、一画一画を正確かつ丁寧に書けるように練習しておこう。また漢字練習では、ただ文字を暗記するのではなく、その意味や用法なども合わせて覚えておくとよい。語句の意味や用法を知らないと解答に苦慮する設問もいくつか出題されているので、標準的な問題集でしっかりとした語彙(ごい)力を身につけておこう。

国語知識を身につけよう

岐阜聖徳学園大学は、口語文法や文学史、修辞法などの国語知識についての設問も出題されている。岐阜聖徳学園大学の場合、多くはないが無視できる量ではないため、問題集などを使ってしっかりと練習を積んでおきたい。また、国語便覧などを普段から見る習慣をつけておくとよい。

口語文法では、2017年度は語句の品詞についての知識が問われている。口語文法は頻出なので、問題集を1冊繰り返し解いておこう。文学史も数は多くないが幅広く出題されており、2017年度は芥川龍之介の所属した文学グループについて問う設問も出題された。著名な文学者や作品名についてはしっかりと覚えておきたい。また、教養的な語彙(ごい)問題(「古稀」の意味と異称)も出題された。国語便覧などを用いて、教養的な知識も身につけておきたい。