河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

2018年度入試の問題分析

すべての学部において記述形式とマーク形式が併用されている。文学部の英語英米文学科、コミュニケーション学科の[英語重視型]の入試では90分で大問5題の構成である。大問の構成は、第1問が読解問題で、和訳、空欄補充、整序英作、適文選択による内容一致が出題された。第2問も読解型の問題で、英文完成形式での内容一致が出題された。第3問は文法・語法問題、第4問は会話文をもとにした文法・語法問題、第5問は自由英作文問題であった。そして、文学部の日本語日本文学科、コミュニケーション学科の[国語重視型]、音楽学部の入試では大問3題で60分の構成となっている。この3題は、英語英米文学科、コミュニケーション学科の[英語重視型]の5題の最初の3題と共通の問題だ。国際交流学部では90分で大問6題の構成で、そのうちの1題はリスニング問題と読解問題のどちらかを選択する形式であった。第1問は当該のリスニング問題であり、第2問が読解問題で、設問、選択肢ともに日本語の内容一致問題が出題された。第3問も読解問題で、主に内容一致・不一致問題が出題された。第4問が文法・語法問題、第5問が記述式の整序英作文の問題であった。最後に第6問が選択問題の読解問題で、内容一致問題が出題された。

2019年度入試対策・学習アドバイス

リスニング、自由英作文は対策必須

フェリス女学院大学のリスニング問題は、やや分量が多いので、きちんと対策をしなければならない。具体的には、まず教科書や参考書で基本的な母音や子音を学習する。次に、単語集で単語を学習する際に、単語の発音を自分で行い、聞き取れる単語を増やしていく。それに加え、教科書レベルの長文や会話の音声教材を用い、英文を聞き取る練習をする。一例として(1)音声を聞いて内容を理解し、問題があればそれを解く、(2)ディクテーション(書き取り)を行い、読み取れない部分を明確にする、(3)スクリプトを見ながら、音声を聞く、(4)音声に合わせて自分ですらすらと読むことができるまで音読を行う、などが挙げられる。また、文学部の英語英米文学科、コミュニケーション学科の[英語重視型]では、2018年度から自由英作文問題が出題されたが、テーマは比較的易しいものである。これを攻略するためにはまず、教科書や参考書を用いて、短い和文英訳ができるように訓練する。そして指導者や参考書から、英文の構成の仕方を習得し、実際に問題集で英作文の練習をする。書いた作文は指導者に添削をしてもらい、加えて解答・解説にある適切な表現を覚えていくようにする。仕上げに、他大学の自由英作文問題に、練習として取り組んでおくとよいだろう。

読解問題対策は英文解釈から

フェリス女学院大学の読解問題に対応するためには、まずは英文の構造を把握し、文意を理解するための標準的な英文解釈能力を身につける必要がある。そのために教科書や英文解釈のための問題集を用い、主語や動詞、目的語を把握しながら、正確に英文を読む訓練を行う。このような訓練をしておくと、文学部と音楽学部で出題される和訳問題にも対応できる。そのうえでセンター試験やそれと同じレベルの長文問題の演習を行っていく。特にセンター試験自体は難易度が適切なレベルに抑えてあるので有用である。そしてある程度の題数をこなした後は、できるだけたくさんフェリス女学院大学の過去問にあたっておくとよい。