河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

※前年度入試の学習アドバイスです。今年度情報は9月下旬より順次更新いたします。

2017年度入試の問題分析

フェリス女学院大学の入試はすべての学部において記述形式とマーク形式が併用されている。文学部の英語英米文学科、コミュニケーション学科の[英語重視型]の入試では90分で大問5題の構成である。大問の構成は、第1問が読解問題で、和訳、同義語選択、空欄補充、適文選択による内容一致などが出題されている。第2問も読解型の問題で、第1問とほぼ同様の出題がなされている。第3問は文法・語法問題、第4問は和文英訳問題、第5問はリスニング問題となっている。そして、文学部の日本語日本文学科、コミュニケーション学科の[国語重視型]、音楽学部の入試では大問3題で60分の構成となっている。この3題は英語英米文学科、コミュニケーション学科の[英語重視型]の5題の最初の3題と共通の問題となっている。国際交流学部では90分で大問6題の構成で、そのうちリスニング問題と読解問題のどちらかを選択する形式となっている。第1問は当該のリスニング問題であり、第2問が読解問題で、内容一致・不一致問題や発音問題が出題されている。第3問も読解問題で、主に内容一致・不一致問題が出題されている。第4問が文法・語法問題、第5問が整序英作文の問題となっている。最後に第6問が選択問題の読解問題で、内容一致問題が出題されている。

2018年度入試対策・学習アドバイス

リスニング、英訳問題は対策必須

リスニング問題は、やや分量が多いので、きちんと対策をしなければならない。まず教科書や、参考書で基本的な母音や子音を学習する。次に、単語集で学習する際に、単語の発音を自分で行い、聞き取れる単語を増やしていく。それに加え、教科書レベルの長文や会話の音声教材を用い、英文を聞き取る練習をする。一例として(1)音声を聞いて内容を理解し、問題があればそれを解く、(2)ディクテーション(書き取り)を行い、読み取れない部分を明確にする、(3)スクリプトを見ながら、音声を聞く、(4)音声に合わせてすらすらと読むことができるまで音読を行う、などが挙げられる。

また、文学部の英語英米文学科、コミュニケーション学科の[英語重視型]では、こなれた日本語を英語にする出題が出題されている。こういった形の英訳問題は、基本表現や基本例文を覚えた後に、できるだけたくさんの問題集を用い、それらの表現をあてはめる訓練をする必要がある。書いた答案を添削してもらうことも必要である。また、フェリス女学院大学の英訳問題は、前後の文から、日本語では省略された内容を英文に盛り込むことも必要である。過去問だけでなく、同様の形式の他大学の過去問にもあたっておくのもよい。

読解問題対策は英文解釈から

フェリス女学院大学の読解問題に対応するためには、まずは英文の構造を把握し、文意を理解するための英文解釈能力を身につける必要がある。そのために教科書や英文解釈のための問題集を用い、主語や動詞、目的語を把握しながら、正確に読む訓練を行う。このような訓練をしておくと、文学部と音楽学部で出題される和訳問題にも対応できる。そのうえでセンター試験やそれと同じレベルの長文問題の演習を行っていく。特にセンター試験自体は適切なレベルに抑えてあるので有用である。ある程度の題数をこなした後は、できるだけたくさんフェリス女学院大学の過去問にあたっておくとよい。