河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

2017年度入試の問題分析

産業能率大学の入試形態は多岐にわたる。基本的に解答形式はマークセンス方式で、解答時間が60分であるが、一部の日程では記述形式で、試験時間が2科目で120分となっている。さらに、問題構成も試験日程によって5〜7題となり、問題形式も多様である。目立ったものとして(1)文法・語法問題、(2)整序英作文、(3)長文や会話文での空欄補充問題、(4)読解総合問題、(5)段落から不要文を取り除く問題、(6)英文中の段落を補充する問題、(7)空欄補充形式の英作文(記述)などが挙げられる。前記以外にも多種多様な問題が設定されている。(1)文法・語法問題はどの日程でも非常に基礎的なもので、基本的なイディオム、接続詞、倒置、省略、疑問詞、慣用会話表現など典型的な問題が出題されている。(2)整序英作文は、対話文の一部を並べ替えさせるものや、記述形式のものも出題されている。(3)の英文空欄補充問題は、内容理解というよりは文法力の有無を問うものが中心である。(4)読解総合問題は、与えられた英文に関する会話文がさらに与えられ、その内容にあうように空欄を補充する問題や、英問英答形式の内容一致問題、グラフの読み取りを伴う問題などがある。(5)はセンター試験と同じレベルで、(6)も指示語や時系列に注目すれば平易であり、(7)には会話文の一文を完成させる形式や、長文の内容に関する問いに英語で答える形式などがある。

2018年度入試対策・学習アドバイス

まずは基礎の徹底を

産業能率大学の英語入試問題は、多種多様な問題形式となっており、どのような対策をしようか迷うところであろう。しかし、問題で問われているのは基本的な英語力である。いたずらに難しい英文や文法問題集に手を出すのではなく、基本に絞り込んだ対策をすべきである。そのうえで、産業能率大学の過去問にできるだけたくさんあたり、様々な問題に対応する方法を習得しておく。

文法・語法が最優先

前述したとおり、産業能率大学の入試は基本的な英語力を問うものであるが、そのなかでも文法・語法の知識が特に重要である。したがって入試対策としては、まず標準的な英文法問題集(学校傍用でも構わない)をしっかりと仕上げておくことを勧める。苦手とする問題は、参考書などを併用したり、正しい英文を数回音読して、英文自体を覚えたりすることも有効な手段である。

基本的な英文理解が重要

産業能率大学の読解問題は、しっかりと1文1文の内容を理解していくことができれば、素直に正答にたどりつける。文法・語法の知識を固めたら、英文の構造を把握し、文意を理解するという英文解釈能力を鍛える必要がある。まず教科書や英文解釈用の問題集を用い、主語や動詞、目的語を把握しながら、正確に英文を読む訓練を行う。その際に自分で和訳をつくってみて、それと解答を照らし合わせる訓練を行う。そのうえで、センター試験レベルの英文を丁寧に精読する練習をしておく。出題形式もセンター試験と似ている部分が多く、センター試験の過去問が産業能率大学を受験する際のよい練習問題になる。

英作文問題の対策

産業能率大学の英作文問題は基本的なものである。まずは簡単な整序英作文問題集をこなすことから始めよう。そのうえで、簡単な英作文の問題集をこなし、添削指導を受けるようにすればよい。そのときスペルミスなどで失点しないように、日頃から注意しておくとよい。