河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

※前年度入試の学習アドバイスです。今年度情報は9月下旬より順次更新いたします。

2017年度入試の問題分析

解答方法はマークシート方式で、給費生試験・一般入学試験ともほぼ同じ問題構成である。全部で大問4題の構成であり、外国語学部はその4題を70分で、それ以外の学部は最初の3題を70分で解くことになる。共通問題となる大問1〜3の構成は、大問1が読解問題(下線部一致、英問英答による内容一致)となっている。大問2は2つのセクションに分かれており、(A)が短い会話での空欄補充問題、(B)が長い会話での空欄補充問題である。大問3も2つのセクションに分かれており、(A)が主に文法に関する問題、(B)が主に語彙(ごい)・語法問題である。外国語学部のみが解答する大問4は読解問題(下線部一致、英問英答による内容一致)となっている。大問1、4の読解問題は、やや分量が多いが、読みやすく、英問英答による内容一致問題も素直な良問である。下線部一致問題は、用いられている語彙(ごい)がわかればすんなりと解けるものもあれば、文脈を捉えて意味を把握しなければならないものもあるので、練習が必要である。大問2の会話問題は、(A)、(B)ともにこなれた対話となっているので、慣れていないと迷う選択肢が多い。

2018年度入試対策・学習アドバイス

過去問で時間管理の練習を

神奈川大学の問題は、標準的な良問で構成されているが、分量がやや多い。特に外国語学部は大問4題で70分という手ごわいものとなっており、徹底的に時間管理の訓練をしておくべきである。また、給費生試験・一般入学試験の問題が同じ形式であることを利用し、できる限りたくさんの過去問にあたっておくことが望ましい。過年度の問題は時間・分量・形式がやや異なるが、問われている内容や処理力は変わりがないので、安心して過去問演習を重ねてほしい。

会話問題対策

神奈川大学の会話問題は、短めのものと長めの会話のどちらもが出題されていて、全体に占める分量が多い。そのため対策は万全にしておきたい。会話特有の表現が問われているというよりも、一種の読解問題である。センター試験レベル、教科書レベルの会話表現を覚えた後は、過去問、そしてセンター試験の過去問や他大学の過去問などを用いて、できるだけたくさんの問題にあたっておきたい。特に、会話がなされる状況を推察する訓練を積んでおくべきである。

文法・語法問題は基礎重視

神奈川大学の文法・語法問題で必要な知識は、基礎的なものであるから、標準的な英文法問題集をしっかりと仕上げておくとよい。特に、語法問題が独立して設定されていることを考慮して、語法の習得は万全にしておくべきだろう。語法と熟語は重なる部分も多いので、熟語対策も万全にしておくこと。

読解問題は1文1文をまず大事に

神奈川大学の読解問題は、まずは1文1文の正確な読み取りが重要となる。つまり、英文の構造を把握し、文意を理解するための英文解釈能力を身につける必要がある。そのためには、教科書や英文解釈のための問題集などを用い、主語や動詞、目的語を把握しながら、正確に英文を読む訓練を行う。そのうえで、できるだけたくさんの練習問題にあたっておくとよい。特に長文を解いていく際には、比喩表現や抽象的な表現を正しい意味に解釈すること、英問英答の問題は必ず根拠を明確にして解くこと、全体として何が伝えたいかを意識しながら読むことを意識していけば、問題に対応する力がついてくるだろう。