河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

2018年度入試の問題分析

例年同様、大問4題から構成されており、全35問すべて私立大学に典型的な選択式の客観問題となっている。第1問が文法・語法問題(15問)、第2問が与えられた日本文に対して適する英訳を選ばせる四肢択一問題(5問)、第3問が会話文空所補充問題(5問)、第4問が長文空所補充問題(10問)となっている。主だった特徴を述べると、第1問に関しては、基本的な問題が中心となっているが、時制、仮定法、準動詞(知覚動詞や使役動詞の用法を含む)、比較、関係詞、前置詞、接続詞のほか、イディオムや動詞の語法など多岐にわたって出題されている。第2問に関しては、cannot … without doing、too … to doといった構文、知覚動詞や前置詞など文法・語法や基本構文の理解を問う問題が中心となっている。第3問の会話文に関しては、口語表現というより、文脈を正確に把握する力が求められている。第4問に関しては、300~400語の英文中の空所に適する語を選ばせる四肢択一問題であるが、基本的に語彙(ごい)の問題となっている。選択肢中の単語も基本単語が中心である。難易度に関しては、第1~3問がやや易で第4問が標準といったところである。

2019年度入試対策・学習アドバイス

神奈川工科大学の入試問題で問われているのは、読解力、文法・語法の知識、語彙(ごい)力(単語・イディオム)のどれをとってみても基本的なものである。難解な問題は出題されないので、基礎を徹底した学習に取り組むことで十分に合格点が取れると考えられる。また、問題形式なども例年大幅な変更(2015年度の第4問では本文の内容と一致するものを選択する問題が出題されている)はないので、過去問を大いに利用して対策を行ってほしい。以下に3点、学習のポイントを挙げておく。

語彙(ごい)力の養成および文法・語法の知識の定着

第一に力を入れてほしいのが語彙(ごい)(単語・イディオム)の学習である。注意してほしいことは、問題がすべて選択肢だからといって、単語帳などを見るだけで終わりといったような学習は避け、実際に何度も書いて確実に身につけることである。最低でも受験でよく使用される単語帳を1冊完全に習得しておくことが望ましい。また、文法の学習においても2、3冊の基本的な問題集を用意し、解答の根拠が自分に説明できるようになるまで繰り返し学習してほしい。

英文読解の学習

例年、基本的な語彙(ごい)レベルの文章が出題されており、設問も基本的なものである。第3問、第4問は基本的に読解力を問う問題なので、意欲的に長文の問題に触れてほしい。その際、解き終わった後で解答を確認して終わりにするのではなく、理解できない英文などは文型をとって意味を考えたりしながら取り組むことである。さらに、知らなかった単語やイディオムなどはノートにまとめたりすると効果的である。最後に、読むスピードをさらに上げるために音読をすすめたい。音読といってもただ声に出して読むだけでは効果がないので、これまでに学習した長文のなかで骨のある長文を5題程度選び出し、構文と訳を確認したうえで10行1分以内を目安として繰り返し練習してほしい。

一文を正確に訳す → 文脈を正確に把握する

第1問、第2問の文法・語法の問題であれ、第3問の会話文であれ、第4問の長文読解であれ、問題を解く際には与えられている英文を正確に訳し、意味を正しく理解する力が求められている。常日頃より、文脈を考えながら英文に接する必要がある。