河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

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2018年度入試の問題分析

獣医学部、生命・環境科学部ともに大問3題から構成されており、すべてマークシート方式の客観問題で記述式のない私立大学に典型的な問題である。出題傾向としては、生命・環境科学部の(3)に変更があること以外は例年同様の出題形式となっている。大問別の特徴を述べると、獣医学部に関しては、大問(1)・(2)が長文総合問題で、大問(3)は標準的な文法・語法問題となっている。大問(1)・(2)の長文総合問題では、下線部の意味を問う問題、空所補充問題、整序作文問題、内容一致問題などが出題されている。また、生命・環境科学部に関しては、大問(1)が長文総合問題で、大問(2)が文法・語法やイディオムを問う問題、大問(3)が短文適語句補充問題(2017年度は正誤問題)となっている。大問(1)の長文総合問題では、下線部の意味を問う問題、空所補充問題、整序作文問題、内容一致問題などが出題されている。難易度に関しては両学部ともに標準的な問題であるが、獣医学部に関しては、基本的~やや難しい問題まで出題されているのでより細かな対策が必要である。

2019年度入試対策・学習アドバイス

読解力、文法・語法の知識、語彙(ごい)力(単語・イディオム)に関して、麻布大学の入試問題で問われているのは、獣医学部では標準的な英語力、生命・環境科学部では基本的~標準的な英語力である。長文総合問題でも文法・語法の知識を問う問題が出題されていることを考えると、読解、文法・語法のバランスの良い学習が必要である。以下にぜひ取り組んでほしい学習法を2点学習のポイントとして挙げておく。

語彙(ごい)力(イディオム)の養成および文法・語法の知識の定着

特に力を入れてほしいのはイディオムと文法・語法の学習である。覚えるものが多く、暗記中心の学習になるが、熟語帳などを見るだけで終わりといった学習は避け、実際に何度も書いて確実に身につけることが重要である。熟語帳に関しては入試でよく使用されるものを最低1冊は習得することが望ましい。また、文法・語法の学習においては2、3冊の問題集を購入し、解答の根拠が自分に説明できるようになるまで繰り返し学習してほしい。その際、1冊解き終えたら、次の1冊を解いたりするといった学習ではなく、同一の分野(例えば、関係詞)を2、3冊同時に解くといった工夫をするとより効率的である。

英文読解の学習

より多くの英文に触れてほしい。その際、いたずらに長文の問題を解くだけでは力はつかないので、複雑な英文や抽象的な英文に関しては、文型をとったり、前後関係から意味を類推したりしながら本文のテーマや筆者の主張を理解するように心がけたい。また、動植物の生態や生命に関する科学的なテーマを扱った文章に関しては、内容を整理しておくことも必要である。最後に、読むスピードを上げるために音読をすすめたい。音読といってもただ声に出して読むだけでは効果がないので、これまでに学習した長文のなかで骨のある長文を10題程度選び出し、構文と訳を確認したうえで10行1分以内を目安として繰り返し練習してほしい。