河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

※前年度入試の学習アドバイスです。今年度情報は9月下旬より順次更新いたします。

2017年度入試の問題分析

獣医学部(獣医学科、動物応用科学科)、生命・環境科学部ともに大問3題から構成されており、すべて選択式の客観問題で、記述式のない私立大学に典型的な問題である。大問別の主だった特徴を述べると、獣医学部(獣医学科、動物応用科学科)に関しては、大問1と2が長文総合問題で、大問3は標準的な文法・語法問題となっている。大問1の長文総合問題では、下線部の意味を問う問題、空所補充問題、整序作文問題、本文の内容に一致するものを選ばせる問題などが出題されている。また、生命・環境科学部に関しては、大問1が長文総合問題で、大問2が文法・語法やイディオムを問う問題、大問3が正誤問題となっている。大問1の長文総合問題では、下線部の意味を問う問題、空所補充問題、整序作文問題、本文の内容に一致するものを選ばせる問題などが出題されており、大問3ではやや解きにくい問題も出題されている。難易度に関しては両学部とも全体的に標準的な問題であるが、獣医学部(獣医学科、動物応用科学科)に関しては、基本的な問題からやや難しい問題まで出題されているのでより細かな対策が必要である。

2018年度入試対策・学習アドバイス

読解力、文法・語法の知識、語彙力(単語・イディオム)に関して、麻布大学の入試問題で問われているのは、獣医学部(獣医学科、動物応用科学科)では標準的な英語力、生命・環境科学部では基本的なものから標準的な英語力である。前記の【問題分析】の傾向からもわかるように、前者の学部を受験する受験生は読解に重点を置いた学習、後者の学部を受験する受験生は文法・語法、イディオムに重点を置いた学習に取り組む必要がある。以下にぜひ取り組んでほしい学習法を2点、学習のポイントとして挙げておく。

語彙力(イディオム)の養成および文法・語法の知識の定着

特に力を入れてほしいのはイディオムと文法・語法の学習である。覚えるものが多く、暗記中心の学習になるが、重要なことは目で確認して終わりといった学習は避け、実際に何度も書いて確実に身につけることである。熟語帳に関しては、入試でよく使用されるものを最低1冊は習得することが望ましい。また、文法・語法の学習においては2、3冊の問題集を購入し、解答の根拠が自分に説明できるようになるまで繰り返し学習してほしい。その際、1冊解き終えたら、次の1冊を解いたりするといった学習ではなく、同一の分野(例えば、関係詞)を2、3冊同時に解くといった工夫をするとより効果的である。

英文読解の学習

より多くの英文に触れてほしい。その際、いたずらに長文の問題を解くだけでは力はつかないので、複雑な英文や抽象的な英文に関しては、文型をとったり、前後関係から意味を類推したりしながら本文のテーマや筆者の主張を理解するように心がけたい。また、各設問の選択肢に関しては本文同様正確に意味をつかんだうえで答えを選ぶ訓練をしてほしい。答え合わせをする際にも、なぜその答えになるのか、根拠を考えてみることも重要である。最後に、読むスピードを上げるために音読をすすめたい。音読といってもただ声に出して読むだけでは効果がないので、これまでに学習した長文のなかで骨のある長文を10題程度選び出し、構文と訳を確認したうえで10行1分以内を目安として毎日音読の練習をするつもりで取り組んでほしい。