河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

2018年度入試の問題分析

大問4題の構成で、その内訳は長文読解、会話文、発音・アクセント、文法・語法である。解答形式はすべてマークシート方式。小問数は40で、分量的には試験時間内に余裕を持って解答できるだろう。難易度は、高校の教科書レベルの内容がきちんと理解できていれば十分に対処できる問題がほとんどである。大問1は500語程度の英文で、14問中10問が空所補充問題であるのが特徴的で、ほかには意味選択・用法選択・語句整序・日本語による内容一致問題が出題されている。大問2は20行程度の会話文を素材にして、空所補充問題が8問出題されている。選択肢はそれぞれ4つあり、疑問文や応答文などを選ぶものになっており、選択肢を含めると分量的にはひとつの読解総合とみなしてもよいだろう。大問3は発音3問とアクセント3問が出題されている。大問4は文法・語法(12問)で、動詞関連のものを中心に用法が問われている。バランスのとれた構成で、基本事項の確認問題が多いので、落ち着いて問題に取り組み、ケアレスミスのないようにしたい。

2019年度入試対策・学習アドバイス

読解問題では独自の設問形式に慣れておくことが大切である

読解問題では、英文の分量や語彙(ごい)レベルは標準的なものであるので、基本的な語彙(ごい)の習熟に努めると同時に、過去問を通して独自の設問形式に慣れておくことが大切である。空所補充問題の比重が高いので、まずは英文全体を一読して全体の流れを大まかに理解したうえで、細部の表現を吟味していくというやり方が望ましい。これまで読んできた教科書や問題集の英文を利用して、文法事項などを確認しながら、正確な内容把握に努めてもらいたい。内容一致問題では、4つの日本語の選択肢が、本文を理解する助けとなるはずだから、それを味方にして読み進めていくと効率的だろう。また、語句整序問題は前後の文脈や文構造を正しく理解したうえで、与えられた語句から使うべき構文を決めていく必要があるので、基本構文を確実に使いこなせるようにしておくことが大切である。

会話文問題では文脈理解がポイント

会話文問題では、特別に難しい会話表現が出題されているわけではないが、応答表現などの基本的な会話表現には習熟しておく必要がある。与えられた場面設定を正しく理解することが前提となるのはいうまでもないが、年度によっては空所補充のほかに適訳選択や用法選択といった設問もあるので、選択肢の英文や語句そのものの意味の確認も正解への重要なプロセスとなる。長文読解に匹敵する分量で会話の展開が問われており、こうした文脈把握型の設問に慣れておく必要がある。まずは会話全体を一読して、会話の展開を大まかにつかんだうえで、細部を検討していくという解き方が効率的だろう。過去問や問題集などを利用して十分な対策が必要である。

語彙(ごい)・文法力が多角的に試されている

発音・アクセントや文法・語法に関する問題への対策も十分に行う必要がある。日頃から単語集などを利用して語彙(ごい)力の拡充に努めると同時に、文法・語法問題は、様々な項目からバランスよく出題されているので、これまでの授業やテキストの総復習を通じて、基本構文や文法・語法に関する基本事項を確実に身につけておくことが不可欠である。