河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

2017年度入試の問題分析

大問3題の構成で、その内訳は長文読解問題、会話文問題、文法・語法問題である。解答形式はすべてマークシート方式。小問数は36で、分量的には試験時間内に余裕をもって解答できるだろう。難易度は、高校の教科書レベルの内容がきちんと理解できていれば十分に対処できる問題がほとんどであるが、会話文問題では、定番の空所補充のほかに、適訳選択(英訳)や用法選択、発話時の気持ちを問うものなど、独自の設問形式もあるので対策が必要となる。大問1は400語程度の英文で、英問英答形式の内容一致問題(4問)と日本語による内容真偽問題(4問)が出題されている。大問2は20行程度の会話文を素材にして、アクセント問題を含めて18の小問があるので、実質的には読解総合問題とみなしてもよいだろう。大問3は文法・語法問題(10問)で、動詞や前置詞や接続詞などの用法が問われている。全体にバランスのとれた構成で、基本事項の確認レベルの問題が多いので、落ち着いてじっくりと問題に取り組み、ケアレスミスのないようにしたい。

2018年度入試対策・学習アドバイス

読解問題では独自の設問形式に慣れておくことが大切である

読解問題では、英文の分量は比較的少なめなので、英文を速く読むことにとらわれて雑な読み方をしないように心がけよう。高度な語彙力を必要とする英文は出題されないので、基本的な語彙の習熟に努めると同時に、過去問を通して独自の設問形式に慣れておくことが大切である。設問は英問英答形式での内容一致と日本語による内容真偽の2種類に統合されているので、まずは質問文や選択肢に目を通しておいて、どういう内容の設問が用意されているのかをあらかじめ確かめておいてから、本文との読み合わせをするのが効率的だろう。該当箇所が見つかったら、本文と選択肢の内容を吟味するという読み方に習熟しておくことが大切である。特に内容真偽の4つの日本語の選択肢は、英文の理解を助けてくれるはずだから、それを味方にして英文を読み進めていく練習を積んでおくこと。

会話文問題では文脈理解がポイント

会話文問題では、特別に難しい会話表現が出題されているわけではないが、応答表現などの基本的な会話表現には習熟しておく必要がある。与えられた場面設定を正しく理解することが前提となるのはいうまでもないが、空所補充のほかに適訳選択や用法選択といった設問もあるので、選択肢の英文や語句そのものの意味内容の確認も正解への重要なプロセスとなる。長文読解に匹敵する設問形式で会話の展開が問われており、こうした文脈把握型の設問に慣れておく必要がある。まずは会話全体を一読して、会話の展開を大まかにつかんだうえで、細部を検討していくという解き方が効率的だろう。過去問や問題集などを利用して十分な対策が必要である。

語彙・文法力が多角的に試されている

発音・アクセントや文法・語法に関する問題への対策も十分に行う必要がある。日頃から単語集などを利用して語彙力の拡充に努めると同時に、文法・語法問題は、様々な項目からバランスよく出題されているので、これまでの授業やテキストの総復習を通じて、基本構文や文法・語法に関する基本事項を確実に身につけておくことが不可欠である。