河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

2017年度入試の問題分析

2016年度に引き続きすべてマーク式による解答方式。解答時間は60分。文法・語法の正誤(間違い探し)問題、空所補充問題、複数の文から文法的に正しい英文を選ぶ問題、会話文完成問題、長文読解問題からなる。全体としての出題形式、傾向および難易度は2016年度並みである。文法問題は、教科書や問題集、予備校のテキストなどで頻繁に登場する代表的な問題が並んでいる。会話文完成問題は、会話のなされた状況や文脈に合う英文を選択する形式。文法問題、会話文問題ともに選択肢が5つずつあることがやや負担を感じさせるが、通常の4つの選択肢の場合と比べて大きく難度が上がっているわけではない。読解問題の長さは400弱〜500字強程度で「Universities Are Offering Students Breakfast for Only 100 Yen」や「“Mickey Mouse of Japan” Goes Stateside」という題名が冠された新聞記事が出題された。問題数の割に時間は60分と長くはないので、前半の文法、会話文で時間を取り過ぎないなど時間配分には十分注意したい。また、すべてマーク式なので、マークミスには気をつけたい。全問を解き終わってから、まとめてマークするようなことはせず、大問ひとつを終えたら細心の注意を払ってマークするのがよい。

2018年度入試対策・学習アドバイス

問題全体における文法問題、会話文完成問題の比重が大きく、長文読解問題の比重がやや小さい。また、文法・語法問題は基礎的な英語力を身につけたかを問う問題がずらりと並んでおり、日々の努力が報われやすい入試形式といえる。志望者は、まず文法・語法、構文などの基礎知識をチェックすることから学習を始めるとよい。「to不定詞」「分詞」「動名詞」「関係詞」のように文法項目を一つひとつチェックし、その後に問題集でその項目の問題を解いてみよう。用いる問題集は、文法項目がバラバラではなく項目別に編集されているもので、レベルはスタンダードなものを選ぶとよいだろう。長文問題は比較的短い文で、内容的にも読みやすい題材が出題されているので、以下のことに気をつけて毎日の学習を進めていくとよい。(1)「単語、語彙(ごい)力の底上げ」高校の教科書や単語帳などで、毎日少しずつでも学習を進めよう。特に教科書の単語は重要なので、ページごとに掲載されている新出語句や、巻末の語彙(ごい)リストをうまく活用して、わからない単語がないようにしよう。また、「以前見たことがあるけれども意味が思い出せない、思い出すまでに時間がかかる」というのでは、実際の試験では力を発揮できない。「見た瞬間に意味が思い出せる」という単語を、少しでも多く持っている状態を目標にしよう。(2)「段落ごとに論旨展開を追う能力」比較的短い文章とはいえ、本文の内容に関する問題を正確に解くためには、段落ごとに論旨展開を確認する力が必要になる。それを支えるのが、丁寧に1 文1 文の内容を正確に捉える力だ。学校の教科書でも構わないので、1文1文を丁寧に読みながら、段落ごとに内容を確認する習慣をつけるようにしよう。その際、始めのうちは、あまり時間を気にせずに丁寧に取り組むことが重要だ。実力がつくにつれ、時間内に解けるようになるはずだ。立正大学の入試問題は難問、奇問は出題されず、受験生のまっとうな努力がストレートに反映される。諸君の努力を期待している。