河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

2017年度入試の問題分析

一般入学試験の出題数は大問が6題である。大問の内容は、長文読解の大問が2題、Eメールの内容把握問題が1題、文法問題が1題、整序英作文(和文なし)が1題、対話文形式の問題が1題である。解答形式はすべてマークシート方式である。長文読解問題もEメールでのやり取りの内容把握問題も、与えられた英文が本文の内容に合うように、選択肢(英文の1部)を選び、英文を完成させる問題である。語彙(ごい)レベルは標準レベルで、分量も多くはない。ただし、内容を違う表現で言い表しているものや、「時間」を問うものもあるので、選択肢が日本語の内容一致問題よりは時間がかかると思われる。文法問題は語法を問うものが多い。整序英作文は和文がなく、完成された英文の2番目と4番目に入る語句の正しい組み合わせを選ばせる問題である。対話文形式の問題では、相手の発言に対してだけでなく、発言自体が適切かどうかも問われている。

分量は60分で解ける量である。

2018年度入試対策・学習アドバイス

標準レベルの長文を多く読み英文に慣れること

長文読解問題や手紙文の内容把握問題では、設問の選択肢も英文なので、英文を読み慣れていないと思いのほか時間を取られることになりかねない。レベルは標準レベルなので、センター試験の大問6程度、あるいはややそれより難しい程度の英文を週に5日ぐらいは読むことが望ましい。

英文の内容を要約してみる

長文読解問題や手紙文の内容把握問題では、本文の内容を別の表現で表している選択肢が多いので、単純に同じ単語だけを頼りに選んではいけない。表現が違っても同じ内容だと見抜くためには、自分の言葉で内容を言い換える力が必要である。そのためには、長文の内容を、まずは日本語で要約する練習が役に立つ。内容を正しく把握するためには、指示語や代名詞が指すものが何かを考えて読むことを意識すると効果的である。さらに、英文の書き換え(パラフレーズ)の練習もしておくとなおよい。

選択肢を正確に読もう

長文読解問題やEメール文の内容把握問題の選択肢では、似た内容の英文が並んでいる。そこで、選択肢を丁寧に読まないとイージーミスを犯すことになってしまう。このようなミスをなくすためには、各選択肢のどの記述が違っているのか、間違っている箇所をチェックしながら選択肢を読むことが大事である。

整序英作文を得意にしよう

整序英作文も小問が10問出題されていて得点源になるので、全問正解できるように練習しておく必要がある。和文がないので日本語を頼りにできないが、イディオムや慣用表現を問うものが多いので、並べ替えるべき語句のなかから、つながる語句の組み合わせを考えることを意識するとよい。さらに、「並べ替えをする語句」と「(書かれている)並べ替えの外の語句」とのつながりも考えることが役に立つ。例えば、文の最後に名詞があれば、その直前には“他動詞”や“前置詞”などが入ると推測することである。そのうえで、前後の発言との整合性を考えるとよい。

十分な語法の知識を身につけよう

文法問題は標準レベルだが、単語の意味の違いも問われているので、似たような意味の単語の使い分けや、多義語の複数の意味などを正確に覚えておくことが必要である。