河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

物理

※前年度入試の学習アドバイスです。今年度情報は9月下旬より順次更新いたします。

2018年度入試の問題分析

A方式のI日程、II日程はともに大問4題構成であり、答えのみを記述する記述式である。まず、I日程について、力学2題、電磁気1題、熱1題の出題構成である。2016~2018年度とも上記からの出題であり、波動分野からの出題はされていない。出題形式は解答のみを記述する記述式である。出題は力学分野からは動滑車を含む運動方程式、円運動、電磁気からは回転するコイルによる誘導起電力、熱からは気体の状態変化である。難易度は標準であり、一部ではやや難の設問が設定されている。標準的な問題集を学習した受験生であれば一度は経験したことがある問題が多いであろう。次に、II日程では、力学1題、電磁気2題、波動1題の出題構成である。出題形式は解答のみを記述する記述式である。出題は力学分野から単振動、円運動、運動量保存則、電磁気からは直流回路、交流回路、インピーダンス、波動では光の干渉である。難易度は標準であり、一部ではやや難の設問が設定されている。最後に、情報科学部A方式について触れておく。同学部では、物理現象を数学的なアプローチをすることで解き進める問題が出題される。数学IIIの微分・積分なども出題される。この学部を受験するときは、過去問で数学を用いて物理を解く学習をしておかなければいけない。

2019年度入試対策・学習アドバイス

基礎力を身につけ応用問題を解こう

まずは、学校の教科書の内容をしっかりと理解することが大切である。法政大学の大問のはじめは基礎的な内容である。よって、教科書の例題と練習問題を学習した後に、章末問題にも取り組んでおこう。入試までに、学校の教科書の章末問題を解ける力を養っておこう。

教科書の後半まで学習しておこう

2018年では、交流のインピーダンスの問題が出題されている。このテーマは受験生の勉強時間が不十分なテーマであろう。教科書の後半部分は内容を深く理解するには十分な時間をかけなければいけない。受験日までに教科書の後半部分にもしっかりと学習時間を取れるように学習計画を立てておこう。

典型問題に素早く対応できるようにしておこう

法政大学で高得点を取るには、典型問題に素早く対応する力を養っておくことである。入試の難易度は標準ではあるが、典型的な問題を素早く対応できないと、時間内に解き終わらない。対策としては、標準的な問題集を1冊仕上げるとよい。典型的な問題は、解き慣れてくると、すぐに解法が浮かぶようになるものである。問題集で間違った問題を何度も繰り返し解くことで、典型問題に素早く対応する力は身につくはずである。

力学と電磁気は学習時間を多めに取ろう

法政大学は入試の4題中3問は力学あるいは電磁気が占める。つまり、配点の半分以上は力学と電磁気である。この2分野は勉強時間を多く取っておこう。典型的な問題は素早く解く練習を積んでおき、思考力が問われる問題に対応するには、問題集などの問題の解答をすぐ見るのではなく、じっくりと考えて自ら答えが出せるまで試行するようにしておくとよい。

過去問に取り組もう

法政大学の問題は大変よく練られた良問である。過去問を演習することで基礎力から応用力まで全て身につくので、過去問対策に十分な時間を取っておくとよい。