河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

2018年度入試の問題分析

例年同様、大問6題から構成されており、全45問すべて私立大学に典型的な選択式の客観問題である。2017年度の大問IIIの形式がIVに、IVの形式がIIIに変更になった以外は出題形式にも変化はない。 Iが文法・語法問題(10問)、IIが語彙(ごい)問題(10問)、IIIが中文空所補充問題(5問)、IVが会話文完成問題(5問)、Vが長文問題(5問)、VIが整序作文問題(10問)となっている。主だった特徴を述べると、Iに関しては、時制、仮定法、分詞形容詞、接続詞、比較、関係詞など多岐な分野から出題されている。IIに関しては、accurateやfeature、identifyなど標準的なレベルの単語が出題されている。IIIに関しては、300語程度の英文の空所に適する語句を選ばせる問題であるが、基本的には語彙(ごい)の問題である。IVに関しては、形式は会話形式であるが、口語表現といった会話特有の表現を問うものではなく文脈に適するものを選ばせる問題になっている。Vに関しては、500語程度の長文問題であり、すべて英問英答の内容一致問題となっている。VIの整序作文に関しては、on the other side ofやpay offやas … as everなどセットフレーズやイディオムが中心となっている。I~VIのいずれに関しても難易度は標準的である。

2019年度入試対策・学習アドバイス

日本大学の入試問題で問われているのは、読解力、文法・語法の知識、語彙(ごい)力(単語・イディオム)のいずれも基本~標準レベルである。難解な問題は出題されないので、基礎を徹底した学習に取り組むことで十分に合格点が取れると考えられる。例年、問題も同様の形式なので過去問を大いに利用して対策を行ってほしい。以下に3点、学習のポイントを挙げておく。

語彙(ごい)力の養成および文法・語法の知識の定着

第一に力を入れてほしいのが語彙(ごい)(単語・イディオム)の学習である。注意してほしいことは、問題がすべて選択肢だからといって、単語帳などを見るだけで終わりといったような学習は避け、実際に何度も書いて確実に身につけることである。最低でも受験でよく使用される単語帳や熟語帳を1冊完全に習得しておくことが望ましい。また、文法の学習においても2、3冊の基本的な問題集を用意し、解答の根拠が自分に説明できるようになるまで繰り返し学習してほしい。

整序作文の学習

他大学に比べると整序作文の問題数が多いので対策は必須である。最低でも問題集を1冊はやっておきたい。その際、自分の記憶のなかにある表現に頼ったり、与えられている日本文に安易に誘導されたりせず、常に品詞や文型を考えながら問題に取り組むことである。文を組み立てた後では、再度文型をとり、意味を考えるという確認の作業も必ず行ってほしい。

英文読解の学習

長文の問題を解く際、解き終わった後で、解答を確認して終わりにするのではなく、知らなかった単語や熟語などはノートにまとめたり、理解できない英文などは文型をとって意味を考えたりしながら取り組むことである。また、読むスピードをさらに上げるために音読をすすめたい。音読といってもただ声に出して読むだけでは効果がないので、これまでに学習した長文のなかで骨のある長文を5~10題程度選び出し、構文と訳を確認したうえで10行1分以内を目安として繰り返し練習してほしい。