河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

2017年度入試の問題分析

解答時間は60分、大問5題から構成されており、すべてマークシート方式である。2017年度は大問1と大問2は長文総合問題、大問3は4択の文法問題、大問4は会話文、大問5は並べ替え作文という構成であった。ただし日程によって大問3と大問4の順番が逆の場合、あるいは大問3と大問4がともに会話文の場合がある。大問1と大問2の長文は400〜800語程度、2問合計で1,200語程度であり、レベルは標準。設問形式は空所補充、下線部の意味・指示内容、内容一致などの多岐にわたる総合問題である。大問3の文法問題は4択で日程により5〜10問あり、標準レベルである。大問4の会話文は日程により3〜6問あり、短い応答文を選ばせる形式と長い対話文の空所を埋める形式があり、標準レベルである。大問5の並べ替え作文は日程により5〜9問で、和訳のついた標準レベルの問題である。

2018年度入試対策・学習アドバイス

東洋大学の入試で合格点を取るには、標準レベルの長文・文法問題を素早く確実に解ける英語力が必要である。そのためには日頃から語彙(ごい)・文法を土台とした読解力の養成に努め、英語の基礎力を培ってほしい。

長文読解問題対策

60分の試験時間に対して、2つの大問で合計1,200語程度の長文を読み、残り3つの大問に解答しなければならないことを考えると、必ずしも時間に余裕があるとはいえない。素早く読みつつも正確に解答するには2つの慣れが必要となる。ひとつは長文そのものに対する慣れである。長文を素早くかつ正確に読むために必要なのは、語彙(ごい)力・構文力・論理展開を把握する力である。語彙(ごい)に関しては、高校の教科書や予備校のテキストに現れた未知の単語を地道に覚えるとともに、単語集も利用しよう。構文に関しては、構文集を繰り返し学習し、反射的に文意が取れるようにしてほしい。論理展開に関しては、多読・音読がものをいう。話の流れを意識しながら多くの長文を読み、単語・構文を正確に理解したうえで最後に音読を行うとよい。もうひとつは長文問題の設問に対する慣れである。多くの過去問を演習することで、設問の形式に慣れ、解答の順序などの自分なりのパターンができれば、その分だけ時間が節約でき、じっくり長文を読む余裕も生まれるはずである。

文法問題・並べ替え作文対策

文法・並べ替え作文のいずれにも必要となるのは正確な文法知識である。並べ替え作文では、熟語の知識も要求される。東洋大学の入試では、まんべんなくすべての文法分野から出題されているので、文法・語法を一通り学習しておく必要がある。問題集を反復練習し、基本的な問題であれば機械的に答えが導き出せるレベルにしてほしい。目安として文法問題は1問約30秒、並べ替え作文は1問約2分で解答できることが理想である。文法・並べ替え作文は素早く解き、残りの時間を長文に充てるべきだと考えよう。

会話文対策

会話文問題で特に必要とされるのは口語特有の表現である。こればかりは知らない表現はいくら考えても意味を推測できないので、暗記すべき口語表現はしっかり覚えよう。ただし会話文に多くの勉強時間を割けないのも事実である。したがって、会話文専用の問題集などもあるが、文法問題集などに含まれる会話文の項目を学習するだけで十分と考えてよい。