河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

2017年度入試の問題分析

ほとんどがマーク式である。記述式は、和訳問題、同意語を長文中から探す問題、単語を書かせる問題、部分英作文問題、整序問題、説明問題、指示語の指示内容を書かせる問題などの形式で、出題されていたがさらに減少傾向。

長文読解問題は下線部・空所が多い総合問題がほとんど。

各学部・学科でかなり長い長文が出題され、700語程度~1,000語以上まで様々である(300語程度の長文が出題されることもある)。問いの形式は様々で、単語の意味、下線部分の意味、内容一致、下線部分の理由、空所補充、発音・アクセント問題、整序問題、同意語、関係詞の理解など選択問題がほとんど。

長文読解以外では、会話文の問題、整序問題がよく出題されている。会話文の問題では、会話特有表現、単熟語、ことわざなどの知識が必要であることが多く、話の流れをつかんでいるだけでは高得点は望めない。

整序問題は、多岐にわたる知識と文法の理解が問われている。

傾向としては以上のことが挙げられるが、これ以外にも様々な問題が出題されている。全体としていえることは、何となく内容が読み取れていればできるという問いは少なく、語句(単語、熟語、同意語、反意語、発音・アクセント、派生語、動詞の変化、スペリング)、構文、ことわざ、文法・語法などの大量の知識が必須となっている。

2018年度入試対策・学習アドバイス

知識拡充が東京理科大学の鍵

東京理科大学合格に前提となるのは、英語の知識である。まずは単語。単語集に載っているような基本単語で知らないものを早めになくすことが重要だが、その周辺事項も問われる。つまり同意語・反意語、派生語、発音・アクセント、多義語の意味と使い方。それぞれについて、時間を取り、学習する必要がある。例えば、同意語だけに絞って、単語集を練習する期間をつくるとか、問題集の同意語のところだけをやるなど。文法問題集も文法の各単元をマスターするだけでなく、語法のところも何回も繰り返す。

また、ことわざの対策も欠かさずにやる。カッコ埋め問題を自分で想定し、その練習を繰り返しているうちに意味も覚えていたという学習法がよいだろう。長文はいつも知識を増やすことを意識し、新しい語句、言い回し、文法事項、構文、ことわざはカードやノートにし、何回も繰り返してマスターする。

東京理科大学は知識を蓄えるという地道な努力が報われる対策しやすい大学なのだ。

整序英作文の対策が不可欠

整序問題に数多く触れ、整序でよく問われるパターン、文法事項、定型表現をカードに書くなどして確実に押さえていく。触れただけで、頭に入っていないのはダメ。他学部・他学科の過去問が大量にあるのでそれを解きまくり、知識を吸い上げていく。

英作文で能動的な学習を

知識が増えてきたら、整序英作、英作文対策として、基本例文(文法問題集、熟語集、構文集に出てくる文など)を英作する練習がよいだろう。これを行うことで受身的に押さえた知識を能動的に使い、知識を確実なものにできるし、得点力もアップする。