河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

※前年度入試の学習アドバイスです。今年度情報は9月下旬より順次更新いたします。

2017年度入試の問題分析

文系1日目、数理科学科、文系2日目のいずれも2016年度と比べると問題数の増減は多少あるが、出題傾向に大きな変化はない。文系1日目は、長文読解問題2題と記述式の空所補充1題、および自由英作文1題で構成されている。大問Iは「言語の機能と役割」を題材にした約700語の論説文。英文の内容に関する質問(15問)からなる。大問IIは「散歩と創造的な思考の関係」を題材にした約700語の論説文で、本文中の空所を補充する問題(11問)、同意文書き換え空所補充問題(2問)、下線部和訳(2問)からなる。大問IIIは、約200語の英文中の4ヵ所の空所に、書き出しの2文字が与えられた英単語を補充させる記述式の問題。大問Ⅳは、「運命と自由意志は人生で同じ役割を果たしている」ということわざが自分にとって意味する事柄を説明し、この考えに賛成・反対の立場に立って意見を述べる50語の自由英作文である。数理科学科は長文読解問題2題。大問Iは「学校のランチタイム」を題材にした約700語のストーリーの空所を補充する問題(11問)。大問IIは「犬と人間の関係」を題材にした約600語の論説文で、本文中の空所を補充する問題(8問)、同意文書き換え空所補充問題(3問)、下線部和訳(2問)からなる。文系2日目は2016年度と同様で、選択式と記述式の2つのパートからなる。選択式のパートは読解問題(4題)と文整序問題(5問)から成り、読解問題は空所補充問題(約130語、空所10ヵ所)と長文読解問題3題(それぞれ約300~500語で5問~9問)から構成されている。記述式のパートは、約200語の英文中の15ヵ所の空所に、書き出しが与えられた英単語を補充させる記述式の問題と、文章の情報をもとに会話文の空所を補充する問題(5問)から構成されている。

2018年度入試対策・学習アドバイス

読解問題対策をしっかりと

中心となるのは読解問題である。標準的な難易度の英文を読み、書かれている事実関係を素早く正確に捉えることが求められている。したがって、合格点を取るには、まず何よりもしっかりとした英文読解力を身につける必要がある。文章の流れを素早く追い、筆者の言わんとしていることを正確につかみ、細かい事実関係を的確に理解しなければならない。そのためにはまず、高校や塾における文章読解の授業の予習を積極的に行うことが重要だ。先生から教わる前に、まず初見の状態で英文を読んでいこう。それと並行して、選択式問題のついた、標準レベルの長文読解問題を解き、選択肢同士の違いをきちんと見抜けるように練習していくとよい。東京女子大学の読解問題は、英文は標準的でも、選択肢が紛らわしくなっている場合がある。選択問題を数多く解いていくことで、正確に解答する力を身につけていこう。

使える語・表現を増やす

標準的な単語の意味と用法、そしてつづりをしっかりと身につけておくことも大切だ。普段から辞書をこまめに引き、一つひとつの単語を丁寧に覚えていきたい。また、語句が文中でどう使われているかにも目を向けよう。東京女子大学の場合、和訳、書き換え、空所補充、自由英作文といった記述式問題も出題される。問題を解くという観点からだけではなく、英文を書く・訳すということも意識して英語の勉強をするとよいだろう。