河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

※前年度入試の学習アドバイスです。今年度情報は9月下旬より順次更新いたします。

2018年度入試の問題分析

文系1日目、文系2日目、数理科学科は2017年度と比べると問題形式に大きな変更があったが、全体の難度に大きな変化はない。文系1日目と文系2日目、数理科学科の問題形式がまったく同じになったことと、文系1日目と数理科学科で出題されていた下線部和訳問題がなくなったことが大きな変化といえる。長文読解問題(2題)は、600~700語からなる英文を読んで、内容に関する問い(2題合計で23問)に答えるもの。空所補充問題は、300~500語の英文中の空所(10ヵ所)に単語を選択して挿入するもの。同意文書き換え空所補充問題(記述式)は、約200語からなる人物のプロフィールを読んで、インタビュー形式で書き換えられた英文中の4ヵ所に英単語を補充するもの。自由英作文(約50語)は、英語のことわざの意味するところを説明し、具体的な例を挙げるものになっている。文系1日目の大問Iは、村上春樹著『走ることについて語るときに僕の語ること』の英語版から抜粋したエッセイ。大問IIは、「笑いの分類と特徴」を題材にした論説文。大問IIIは、「アフロコウム(アフロヘアを梳かすための櫛)」を題材にした論説文。大問IVは田部井淳子(登山家)を題材にした問題。大問Vは、「行いは言葉より雄弁である」ということわざが使われている。文系2日目、数理科学科の大問Iは、「父親の運転と家族旅行の思い出」について書かれたエッセイ。大問IIは、「人生で核となることを見つける大切さ」についての大学教授の講義を題材にした論説文。大問IIIは、「新生児が泣く時間」に関する国別の比較研究を題材にした論説文(数理科学科はここまで)。大問IVは、近藤麻理恵(片づけコンサルタント)を題材にした問題。大問Vは、「表紙で本の中身はわからない」ということわざが使われている。

2019年度入試対策・学習アドバイス

読解問題対策をしっかりと

中心となるのは読解問題である。標準的な難易度の英文を読み、書かれている事実関係を素早く正確に捉えることが求められている。したがって、合格点を取るには、まず何よりもしっかりとした英文読解力を身につける必要がある。文章の流れを素早く追い、筆者の言わんとしていることを正確につかみ、細かい事実関係を的確に理解しなければならない。そのためにはまず、高校や塾における文章読解の授業の予習を積極的に行うことが重要だ。先生から教わる前に、まず初見の状態で英文を読んでいこう。それと並行して、内容を問う選択式問題のついた、標準レベルの長文読解問題を解き、選択肢同士の違いをきちんと見抜けるように練習していくとよい。東京女子大学の読解問題は、英文は標準的でも、選択肢が紛らわしくなっている場合がある。選択式問題を数多く解いていくことで、正確に解答する力を身につけていこう。

使える語・表現を増やす

標準的な単語の意味と用法、そしてつづりをしっかりと身につけておくことも大切だ。普段から辞書をこまめに引き、一つひとつの単語を丁寧に覚えていきたい。また、語句が文中でどう使われているかにも目を向けよう。東京女子大学の場合、空所補充、自由英作文といった記述式問題も出題される。問題を解くという観点からだけではなく、英文を書くということも意識して英語の勉強をするとよいだろう。