河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

2017年度入試の問題分析

津田塾大学の問題は全問記述形式となっている。英文学科は100分で大問7題であり、Iが英文中の空欄を補充する問題、IIが整序英作文問題、IIIが会話文に施された空所を補充する問題、IVは読解型で、下線部和訳問題、内容説明問題、内容一致問題が設けられている。Vは下線部和訳問題、VIは和文英訳問題で、VIIは英語の書き取り問題となっている。国際関係学科も100分で大問6題であり、Iが英文中の空所に適語を補充する問題、IIが整序英作文問題、IIIが会話文に施された空所を補充する問題、IVが読解型で、下線部和訳、内容説明、空欄補充問題、内容一致問題が設けられている。Vが下線部和訳問題、VIは和文英訳問題である。数学科・情報科学科は80分で大問5題であり、Iが空欄補充型の英文法・語法問題、IIが整序英作文問題、IIIが読解型で下線部和訳、内容説明、空欄補充問題、内容一致問題が設けられている。IVが下線部和訳問題、Vが和文英訳問題である。全体的に標準~やや難の問題で構成され、特に記述問題(和訳・内容説明問題)に重きが置かれ、ここでかなり差がつくと思われる。また、英文法・語彙(ごい)・語法の知識もまんべんなく問われ、記述形式もあいまって、中途半端な知識では太刀打ちできない。英作文も、与えられた和文を、定型表現を用いて英訳しやすい表現に直す技術が必要となる。

2018年度入試対策・学習アドバイス

記述問題対策を徹底的に

津田塾大学の問題では記述形式の和訳問題、内容説明問題に重きが置かれている。まずは英文和訳問題、内容説明問題の対策として、高度な英文解釈能力を養っておきたい。そのためには、まず教科書や標準的な参考書を用いて、主語や動詞、目的語など英文の構造を把握して英文を理解・和訳する基礎的な力を養う。その後は、発展レベルの英文解釈問題集などを通じて、より実戦的、発展的な英文を読み解き、適切な日本語に直す訓練を行っておく。そのうえで、記述問題を中心にした読解問題集をこなしていくとよいだろう。特に、指示語や比喩表現の内容をおさえたり、論の展開から本文全体の趣旨をつかんだりすることを意識してほしい。仕上げとして津田塾大学の入試問題(他学科の問題もあわせて)にできるかぎりたくさんあたっておく。津田塾大学の入試問題は、問題の構成などは少しずつ変化しているが、記述問題が重要であることに変わりはなく、演習量に比例して得点力が向上するだろう。また、ほかの大学の記述問題(特に国公立大学)も練習問題として利用するとよい。和訳・記述の問題を解いた際には、指導者に添削してもらうことを勧める。

本格的な英作文問題対策を

津田塾大学の英作文は、本格的な和文英訳問題であり、重厚な学習が必要となる。まずは単語や熟語を覚える際には、用例とともに覚えていき、それと同時に英作文に必要な基本表現や基本例文を覚えていく。その後、入試レベルの問題集などで、こなれた和文を、いかに自分の知っている表現で書いていくかを学習する。直接和文を英訳することが難しい場合には、自分の知っているもので、同じ意味を持つ表現に言い直していく訓練を積んでおきたい。それに加え、津田塾大学の過去問を用いて、実践演習を積んでおこう。この際、和訳や説明問題と同様に、適切な指導者に添削してもらうことも忘れずに。