河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

日本史

2018年度入試の問題分析

例年どおり学部ごとに出題形式・傾向に大きな違いがあった。

①文学部:解答形式はマークセンス方式・記述式併用。古代から戦後までの出題で、新たに戦後史からの出題があった。正誤問題・年代配列問題・史料問題などが出題された。

②商学部:解答形式はマークセンス方式・記述式併用。古代から戦後まで出題された。正誤問題・年代配列問題・史料問題は例年どおり出題された。大問3題のうち近現代史の占める比重が大きく、戦後史からの出題は多い。

③経済学部:解答形式はマークセンス方式・記述式併用。語句の選択・記述問題が中心であるが、正誤問題や年代配列問題も出題された。大問4題中、2題は近現代史からの出題で、戦後史は大問で出題された。史料・グラフ・地図利用の設問が出題された。

④法学部:解答形式はマークセンス方式・記述式併用。例年どおり、語句の記述と短文の正誤判定問題が中心を占めた。60字以内の短文論述の問題が新たに登場した。

⑤統一入試:解答形式はマークセンス方式のみ。出題形式では語句選択問題と正誤問題が多く、史料問題・年代配列問題も出題された。正誤問題では正しいもの、もしくは誤っているものをひとつ選択させる形式が中心であった。

2019年度入試対策・学習アドバイス

学部ごとに、出題される時代や形式に違いがあるので、各対策が必要である。

基本事項を確認

各学部・統一入試ともに一部難問も出題されているが、それらでは差がつかないので、教科書レベルの事項を正確に理解・習得することが重要である。

解答形式がマークセンス方式のみの統一入試以外では、正しい漢字を書けるかどうかが合否を分けるポイントになるので、書きながら覚えることを心がけたい。

史料問題対策は必須

史料問題は教科書や一般的な史料問題集などで見られる基本史料と、未見史料の両方が出題される。基本史料は繰り返しチェックして、よく出題されるポイントを押さえておこう。また、基本史料を通して史料の読解力を身につけることで、未見史料への対応も可能となるので、まずは基本史料の対策を十分にしておきたい。

戦後史の学習

全学部で戦後史からの出題があり(特に経済学部では比重が大きい)、戦後史まで学習がきちんとできていないといけない。時間的に戦後史の学習が十分にできていないという傾向が一般に見られるが、戦後史の学習は必須である。入試までの学習スケジュールをきちんと立て、教科書の最後にまで学習が行きわたるようにしておきたい。

正誤判定問題の対策

すべての学部で正誤判定問題が出題されているので、受験までに知識をより正確なものにしておこう。正誤判定問題の対策としては、過去問を使った演習を取り入れ、中央大学の出題傾向を体験しながら慣れておくことも重要である。

論述の対策

法学部では新たに論述問題(20~30字、40~60字)が出題されたので、その対策も忘れないようにしておきたい。