河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

現代文

※前年度入試の学習アドバイスです。今年度情報は9月下旬より順次更新いたします。

2017年度入試の問題分析

大問2題。日本人、戦後日本社会、ダイエットブーム、グーグルマップなど、出題文の内容が非常にバラエティに富んでいる。出題形式は、すべてマーク方式。大問中の出題数は7~8問。出題内容は、漢字書き取り、傍線部内容説明、空欄補充、慣用表現(副詞)の意味説明、本文趣旨判定。

2018年度入試対策・学習アドバイス

語彙(ごい)力アップ=得点力アップ

語彙(ごい)力は、本文、設問、選択肢のいずれの読解にも大きく影響している。本文が読めたり読めなかったりする原因のひとつに、語彙(ごい)力の不安定がある。選択肢文の読解を誤る原因にも、語彙(ごい)力の不足がある。つまり、読解作業全般を向上させるには、語彙(ごい)力を絶えず鍛えていなければならないのだ。理解不十分な語句があったら、その都度辞書を引き、直ちに意味を理解するように。また、漢字問題集では、書き、読みにとどまらず、例文も含めた意味理解まで行うよう心がけよう。

設問や本文から離れない読解を心がけよう

設問趣旨の把握、傍線部分析、本文中にある答えの発見、各選択肢文の答えのチェック…。こうした一連の解答手順を、いかなる文章やいかなる設問の場合でもおこたることのないようにしよう。選択型の読解問題では、設問の傍線部の直前直後だけをただなんとなく見るだけでは正答にたどりつけない。また、本文を一読した後、すぐに選択肢文を見てそのときどきの「何となく」の感覚だけをたよりに答えを決めることだってできない。自分のなかにそうした「曖昧さ」がないか、絶えず検証するようにしよう。

過去問演習を通じて、実践力を高めよう

過去問によるトレーニングを有効なものにするためには、ただ解いて答え合わせしてそれでおしまいではなく、解き終えたらすぐ自分の答えの導き方を思い出し、メモを作成するなどして、自分の答えの導き方と解説とを比較し、解答に至るまでの途中経過の点検を念入りに行うよう心がけよう。

ジャンルに偏らない、柔軟な本文読解力を身につけよう

入試の現代文においては、ジャンルに関係なく本文および設問の構造を正確かつ速やかに把握し思考する力が求められる。普段慣れ親しんでいないテーマが難解な用語で書かれているため非常に読みづらいだろうが、逆にそうした読みづらさを感じた文章を使って、個人的好き嫌いに左右されない安定した読みの力をつけるトレーニングを積もう。具体的には、問題演習などで取り組んだ文章を復習で活用する。はじめは論旨の展開を正確に頭のなかで再現することを重視しながら読み進める。ゆっくりでよい。慣れてきたら本試験を意識してだんだん速く読む。この要領で、問題演習と両立させるかたちで、同一の文章を1日3~5回、毎日別の文章を題材にぜひ実践してみよう。

漢字知識はセンターレベルを目標に

漢字問題は、センター試験と同一形式のものが出題される。センター試験の過去問題も活用して実践的な練習を十分に積んでいきたい。ただし、問題を解く際、ただ選んで答え合わせをして終わらせるのではなく、選択肢になっているカタカナ部分を活用し、書き取り練習を繰り返すことを通じて、実践力をつけていくようにしよう。