学部の特徴、学べること、カリキュラム、主なゼミナール紹介などを掲載しています。

教育システム

文学部
英語英米文学科※/日本文学科/国際文化学科/現代社会学科
※2019年4月 英米文学科より学科名称変更

人間とは何か?を問い、新たな価値の創造へとつなげる

学部の特徴

少人数ゼミは自分の世界を大きく広げる

文学部での学びは、これまで人類が築いてきた文化や社会について、その奥深くにある真の意味を追究し、新たな価値の創造へとつなげていくこと。そして、文化や社会の担い手である“人間そのもの”を探求することから、成蹊大学文学部で学ぶ学問は、人文学(Humanities)と位置づけられている。

文学部全体で特徴的な学びは、全学年で必修となっている少人数のゼミ(演習)だ。1年次前期にはプレ・ターム(始動学期)と呼ばれる準備期間を設け、各ゼミで行われる研究を詳しく理解できる新入生向けの特別カリキュラムを用意。今後取り組む研究について考えを深められると同時に、調べる、読む、書く、発表するといった主体的な学修の基礎も身につけることができる。高校時代とは異なり、文献や資料を読み込み、自らの考えを伝えるアウトプット型の学びに最初は戸惑うかもしれないが、教員と学生、あるいは学生同士がひとつの問題に対して互いの意見を提示し、議論を重ねる機会は、深い思考力を育て、自分の世界を広げる大きなチャンスにもなるだろう。

そして、4年間の学びの集大成となる卒業論文は、3~4年次に2年連続で同じ教員に指導を受けて執筆を行う。すべての学生が卒業論文を書き上げて卒業することは、成蹊大学文学部の創設から50年以上続く伝統だ。学生自身が関心のある分野において、自ら問題を提起し、深く考察を行い、自分なりの解釈を論理的に提示する一連のプロセスは、達成感や自信を獲得するだけにとどまらず、社会人として必須の問題調査・解決能力を、社会に出る前に模擬的に演習する意味も併せ持っている。

学科の展開

知的好奇心をくすぐる学び 掘り下げるテーマは多種多様に広がる

少人数教育の下「フェイス・トゥ・フェイス」の交流を一貫して大切にしている文学部では、各学科の異なる学問領域からそれぞれ人間探求をめざす。

その一方、学科の枠を越えて履修でき、専門分野への基盤となる幅広い素養を身につける「文学部共通科目」、英語での学修を基本とし、互いに切磋琢磨し合える学部横断型の選抜制コース「成蹊国際コース」といった学びの機会を提供。特に成蹊国際コースでは、グローバルな視点で自己と他者に対する理解を深め、その考えを表現するための英語力と積極的に提言する発信力を同時に育成する。そして現代社会において新たな価値を創造し、社会に貢献するための人材を輩出することをめざす。

「人間とは何か?」――その問いに対して、答えを求める各学科の学びを紹介する。

  • 英語英米文学科※1

    英米文学や英語圏の文化の研究、英語そのものを研究する英語学などから、歴史的背景やものの考え方を深く分析する。さらには、教える側に立ってその方法論を学ぶ英語教育学、通訳・翻訳など幅広い領域をカバー。国際社会で活躍できる実践的な英語力を身につけることを目標としている。

  • 日本文学科

    日本文学や日本語についてその変遷や文化との関係性を広く深く学び、日本と日本人を多角的に理解する。2年次には古典文学、近・現代文学、日本語学という3分野のゼミすべてに所属し、真に学びたいテーマを選択できる。中学・高校の国語教員※2や日本語学校の教員※3をめざす資格課程も設置。

  • 国際文化学科

    「国際関係研究」「文化人類学」「地域文化・歴史」の3つの科目群を軸に、世界が抱える課題や民族・文化の多様性を学習。留学やボランティアに参加する学生も多く、将来、グローバルに活躍したいという学生の希望を、国際経験豊かで複数の言語に堪能な教員陣がきめ細かくバックアップしている。

  • 現代社会学科

    現代の家族や都市、地域社会、環境、福祉などの身近な問題、あるいはインターネットやテレビ、新聞、マス・メディアなど情報化社会について研究を行う。地域で調査活動を行うフィールドワーク科目が充実しているのも特色。世論調査や市場調査などの社会調査や分析の専門家である社会調査士の資格を取得することも可能だ。

  • ※12019年4月英米文学科より名称変更。
  • ※2教職課程再認定申請中。
  • ※3日本語教員は全学科の学生が履修可。

ゼミ紹介

  • 英語圏文化研究の基礎と応用を学ぶ
  • ジェンダー、人種、階級などの差異の構造が存在するテクストを分析し、私たちの世界観、人生観に無意識に影響を与えていることに気づきます。

  • 近代文学の名作を知る
  • 近現代の中短編小説・詩・戯曲の名作とされる作品によって研究の基礎的手順を身につけながら、作品を自分なりに読み解き、論じる力を培っていきます。

  • ハリウッド映画における「人種」表象の変遷
  • 合衆国のポピュラーカルチャーの歴史という文脈に即して、主にハリウッド映画における「人種」表象の変遷を考察していきます。

  • 家族とライフコースの社会学
  • 家族をライフコースという視点を通して分析することで、性別役割分業、少子高齢化、晩婚化など、近代社会の特徴や変化のプロセスを考えます。